可児壮隆

可児壮隆 - プロサッカー選手の経歴と業績



基本情報


可児壮隆（かに まさたか、1991年4月18日生まれ）は、神奈川県横浜市出身のプロサッカー選手です。彼の主なポジションはミッドフィールダー（MF）です。

来歴


可児は、中学校から高校までの6年間を、川崎フロンターレの下部組織で過ごしました。しかし、トップチームへの昇格は果たせず、2010年には阪南大学に進学しました。在学中、彼は1年目から試合出場を果たし、3年目には関西学生サッカーリーグ1部と総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの2冠を達成しました。この活躍により、彼はリーグ戦のアシスト王にも輝きました。また、彼はデンソーカップチャレンジサッカーで関西学生選抜にも選出されています。

2013年9月、彼は川崎フロンターレに特別指定選手として登録され、2014年には正式に入団しました。これは川崎ユース出身者としては初めて大学を経由してトップチームに加入した例です。

その後、2015年には湘南ベルマーレ、2016年にはツエーゲン金沢へ期限付き移籍し、さらにはFC今治にも同様の形で移籍しましたが、2017年には再び川崎フロンターレから契約満了となりました。

2018年、可児はガイナーレ鳥取に加入し、そこで主力として活躍を続けましたが、2019年11月に練習試合中に左足を骨折しました。2020年シーズンではキャプテンに任命され、開幕が延期される中で練習に復帰。2021年にもキャプテンとしてチームを引っ張りましたが、シーズン終了後に契約が満了となり退団しました。

その後、2021年12月に行われたJリーグ合同トライアウトに参加し、2022シーズンからは奈良クラブに移籍しました。2023年12月には奈良との契約が満了し、2024年2月には東京都社会人サッカーリーグ1部のアローレ八王子に移籍することが決まりました。

エピソード


川崎フロンターレ時代の可児は体格やプレースタイルが中村憲剛に似ていたことでも知られています。また、彼は黒のモレリアというスパイクを着用していたため、遠目では見分けがつかないこともあったと言います。

彼のフェアプレー精神が話題になる出来事もありました。2012年6月5日に行われたYS横浜戦で、相手GKのミスによりペナルティエリア内で与えられた間接フリーキックを、わざとゴールを狙わずにYS横浜にボールを返す行為をしました。この行動はフェアプレーの精神によるものであると称賛された一方、相手のミスを利用することがサッカーの一部であるとの意見もあり、議論を呼びました。このプレイを受け、YS横浜はその試合で1点差で勝利したとのことです。

所属クラブ



個人成績


彼は公式戦初出場を2014年7月12日の天皇杯で果たし、Jリーグ初出場は2015年4月4日でした。初得点は2018年5月19日に記録しました。

タイトル


大学時代



FC今治


  • - 愛媛県サッカー選手権大会：1回 (2017年)

ガイナーレ鳥取


  • - 鳥取県サッカー選手権大会：3回 (2018年, 2019年, 2021年)

奈良クラブ



可児壮隆は、これまで多くの経験を積みながらプロサッカー選手としてのキャリアを築いてきました。彼の今後の活躍にも期待が寄せられます。

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