台東区立図書館

台東区立図書館について

台東区立図書館は東京都台東区に位置し、公共の図書館として地域の文化と教育を支えています。この図書館は、中央図書館、根岸図書館、石浜図書館、中央図書館浅草橋分室の4つの主要な施設から成り立っています。さらに、まちかど図書館としてくらまえオレンジ図書館やすこやかとしょしつがあります。さらに、上野桜木会館やいきいきプラザ、男女平等推進プラザ内にある「はばたき21」情報コーナーといった連携施設も存在します。特に、浅草文庫と池波正太郎記念文庫はこの図書館の特別なコレクションとして知られています。

沿革

台東区立図書館は1962年に中央図書館が開館したことから始まります。根岸図書館は1972年12月に、石浜図書館は1974年に開館しました。これらの図書館は1980年代に名前を「図書館」に改称されました。また、浅草橋分室も1991年に開室しています。2000年には石浜図書館が新しい建物に改築され、2001年には中央図書館が現在の西浅草へと移転しました。この年、特別なコレクションである池波正太郎記念文庫も開設され、2012年には他のコレクションとして浅草文庫が公開されました。

池波正太郎記念文庫

池波正太郎記念文庫は、著名な作家である池波正太郎の作品や業績を広めることを目的として2001年に設立されました。この文庫は中央図書館の1階に位置し、約10,000冊の蔵書を有しています。また、池波正太郎の自筆原稿なども施設内に保管されています。ここでは彼の書斎が再現されており、訪れる方々はその独特の雰囲気を感じ取ることができるでしょう。

開館時間と休館日

台東区立図書館の開館時間は、月曜日から土曜日が午前9時から午後8時まで、日曜日と祝日は午前9時から午後5時までです。毎月第3木曜日は館内整備のため休館します。また、年末年始や特別整理期間にも休館がありますので、訪れる際には事前に確認することをお勧めします。臨時の休館がある場合もあり、特に展示替えや資料整理のために閉館になることがあるため、注意が必要です。

浅草文庫

浅草文庫は、1980年に設立された芸能関連の資料集で、元々は浅草観光連盟によって設置されました。この文庫は一時テプコ浅草館で公開されていましたが、同館が閉館した後、台東区に寄贈され、2012年に中央図書館で公開されることになりました。これにより、地域の文化遺産がより多くの人々に触れる機会が提供されています。浅草文庫には、他にも多くの名を持つ文庫が存在しますが、台東区立図書館のコレクションとして特に重要な位置を占めています。

台東区立図書館は、図書館としての役割を果たすだけでなく、地域の文化や歴史を保護し、広めるために重要な役割を担っています。多様なコレクションと地域に密着した活動を通じて、台東区の住民にとって欠かせない文化拠点となっているのです。

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