台湾民主自治同盟

台湾民主自治同盟（略称：台盟）は、中華人民共和国に存在する民主党派の一つであり、中国共産党の指導を受ける衛星政党です。台湾で活動する同名の政党や台湾団結連盟（台聯）とは全く異なる組織です。

台盟は、台湾共産党の設立者である謝雪紅が、二・二八事件後に香港を経由して中国に渡り、他の元台湾共産党員や中国共産党員とともに1947年11月に設立しました。この政党は、中国大陸で生活する台湾出身者の利益を代表することを目的としています。

設立当初、台盟は台湾の高度な自治を求め、中国における連合政府論を支持していました。当時、中国共産党も各省に大幅な自治権を認める立場を取っていましたが、中華人民共和国成立後、共産党は中央集権的な体制へと移行しました。これに伴い、台湾民主自治同盟や謝雪紅自身も弾圧を受けることになります。謝雪紅は1957年の反右派闘争で「地方民族主義者」として失脚し、文化大革命の際にも再び批判の対象となりました。

現在、台盟は他の民主党派と同様に、中国共産党の指導下で活動しており、「両岸統一」と「一国二制度」の立場を支持しています。現在の主席は林文漪が務めています。党員数は約1万8千人と、他の民主党派と比較して最も規模が小さいとされています。

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台湾省 (中華人民共和国)

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