叶崎

叶崎（かなえざき）の魅力

叶崎は、高知県土佐清水市の西端に位置する岬であり、隣接する大月町との境に近い場所にあります。この岬は国道321号線（サニーロード）のほぼ中央に位置しており、太平洋に向かって突き出しています。特に特徴的なのは、その切り立った断崖の上に立つ白亜の灯台です。この灯台は、北緯32度44分54.826秒、東経132度48分6.853秒という正確な位置にあります。

アクセスと周辺施設

叶崎へのアクセスは非常に簡単です。国道321号線沿いの「叶崎トンネル」手前から周回道路に入ると、素敵な駐車スペースが整備されています。この駐車場からは、南方面に遊歩道が伸びており、進むにつれて開けた芝生の広場に出ることができます。ここには美しい白い灯台が立っており、その周辺の自然美を楽しむことができます。

遊歩道をさらに進むと、断崖絶壁が広がり、そこから見える大海原や浮かぶ岩場の素晴らしい景色が楽しめます。駐車場に戻ると、北側には石段があります。この階段を上ると、「叶崎観音堂」として知られる神社があり、叶観音が祀られています。

叶崎灯台の歴史

叶崎灯台は、明治44年（1911年）8月20日に初めて灯りがともされました。この灯台は、白色の八角形のレンガ造りで、高さは8.3メートルあります。水面から灯火までの高さは40.5メートルで、非常に目立つ存在です。灯台の光源は、灯油からアセチレンガス、そして最終的には電灯へと改善され、現在では8300カンデラの明るさを持っています。また、光が届く距離は25キロメートル、すなわち約13.5海里に及びます。

叶崎展望台

叶崎には展望台もあり、これは叶崎トンネルの西側に位置し、約100メートルの距離にあります。国道脇にあり、上からは叶崎海岸を一望することができるため、訪れる観光客にとって絶好のビューポイントとなっています。

総括

叶崎は、美しい自然と歴史的な名所が豊富な魅力的な観光スポットです。海と灯台、そして観音堂が調和した風景は、訪れる者に心の安らぎを与えてくれます。散策や観光を楽しむには最適な場所で、特に海岸線の壮大な景色は、多くの人々を惹きつけることでしょう。また、周囲の自然環境も楽しむことができ、一日中堪能できるスポットです。

もう一度検索