吉元玲美那

吉元 玲美那 - 若き女子レスリングのエース

吉元玲美那（よしもと れみな）は、2000年8月1日生まれの埼玉県出身の女子レスリング選手です。彼女は50kg級に所属し、身長は151cmと小柄ながらも、その競技においては圧倒的な実力を誇ります。吉元選手は小学時代から目覚ましい活躍を見せており、全国大会での優勝経験を持つレスリングの才能を早くから示していました。

来歴

幼少期よりレスリングに親しんできた吉元選手は、埼玉栄中学2年時にJOC杯カデットの部38kg級で優勝を果たします。その後は、ジュニアクイーンズカップ中学の部40kg級や全国中学生選手権44kg級でも優勝を飾り、中学3年生の時には既にその名を知られる存在となっていました。

埼玉栄高校に進学した吉元選手は、高校2年生においてジュニアクイーンズカップカデットの部やインターハイ46㎏級での勝利を重ね、国際大会でも世界カデット選手権での優勝を手に入れました。高校3年生になり、50kg級に階級を上げた彼女は、インターハイでの2連覇を達成し、実力をさらに証明しました。

2019年には至学館大学に入学し、初年度にアジアジュニア選手権や全日本学生選手権で優勝する成果を挙げます。また、東京オリンピックテスト大会では3位に輝き、その名声を維持していきました。2年生になっても勢いは止まず、全日本選手権や全日本学生選手権で再度優勝を果たします。そして3年時には全日本選抜選手権での優勝や、世界選手権での勝利を成し遂げます。特に、決勝では東京オリンピック銅メダリストのサラ・ヒルデブラントを5－3で打ち破る歴史的な勝利となりました。

しかし、4年生の時にはアジア選手権で優勝しながらも、全日本選抜選手権においてはオリンピックチャンピオンの須崎優衣選手に敗れる結果となり、世界選手権代表の座を逃しました。全日本選手権でも再び須崎選手に敗北し、2位に終わりました。

2023年からはKeePer技研に所属し、その影響力を広げています。この年のアジア選手権では連覇を達成し、全日本選抜選手権での惜しい2位を経て、アジア大会では北朝鮮のキム・ソニャン選手を破って優勝を果たします。それに続く全日本選手権では、再び早稲田大学の伊藤海選手を打ち破り、見事に優勝を収めました。また、2024年には全日本選抜選手権や全日本選手権においても優勝しており、引き続きその実力を証明しています。

主な戦績

• - 2014年: JOC杯カデットの部　優勝（38kg級）
• - 2016年: アジアカデット選手権　優勝
• - 2017年: 世界カデット選手権　優勝
• - 2021年: 世界選手権　優勝
• - 2023年: アジア大会　優勝
• - 2024年: 全日本選手権　優勝

吉元玲美那選手は、今後もさらなる成長と成功を収める資質を持つ選手です。彼女のこれからの活躍にどうぞご期待ください。

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