吉川尚輝

吉川 尚輝（よしかわ なおき）

吉川尚輝は1995年2月8日生まれ、岐阜県羽島市出身のプロ野球選手で、読売ジャイアンツに所属する内野手です。2023年から副キャプテンを務め、チームの中心選手として活躍しています。

経歴

吉川は幼少期からスポーツに親しみ、小学生のころに軟式野球を始めました。中学時代は硬式野球に進み、父が監督を務める羽島フジクラブでプレー。この頃は卓球部にも所属していました。中京高校では、1年生の夏から三塁手のレギュラーに定着し、その後遊撃手としても活躍しました。

大学進学は亜細亜大学を予定していましたが、入学前の練習が自分に合わず、中京学院大学に進学。そこでの活躍が評価され、リーグ戦に出場しつつ、秋にはベストナインを受賞し、さらに、第65回全日本大学野球選手権大会で大学初の優勝に貢献。日本代表にも選出され、更なる飛躍を果たしました。

2016年、読売ジャイアンツからドラフトで1位指名を受けることとなり、契約金1億円を超える好条件でプロ入りが決まります。背番号は「0」となり、同姓の選手が多いため、スコアボードなどでは「吉川尚」と表記されるようになりました。

巨人時代

2017年シーズンは身体の不調が影響し、三軍スタートとなりましたが、5月に一軍に昇格。その後、広島戦でプロ初出場を果たし、多くの試合に出場しました。最終戦では3安打を記録し、初の猛打賞も達成します。

次の年には、一軍のレギュラーとして期待され、開幕戦に先発。しかし、調子を落とし一時スタメンから外れる場面も。2019年には開幕から1番打者として活躍し、好成績を残すも、腰痛に悩みシーズンを通じて思うように出場できない状況が続きました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れましたが、開幕戦で逆転する本塁打を放ち、チームに貢献。自己最多の112試合に出場し、好成績を収めています。

2021年には負傷を乗り越え、シーズンをこなし、打撃成績を改善。2022年もさらなる成長を見せ、規定打席にも到達。総じて132試合に出場し、7本塁打と16盗塁を記録しました。そして2023年にはさらに成績を残すことになるのです。

選手としての特徴

吉川尚輝は、スピードに特化した選手として知られ、守備力の高さが特に評価されています。井端弘和からは「守備範囲が広く、菊池涼介よりも広いかもしれない」との言及もあり、秋山翔吾からもその打撃力に期待されています。選手としての成長を遂げる吉川は、今後も注目の選手です。

人物

学生時代は学業とスポーツを両立させながらも、アルバイトをこなし、お金の大切さを学びました。彼の座右の銘は「結果が全て」であり、この姿勢を貫いて日々努力を続けています。

まとめ

吉川尚輝は、優れた打撃と守備、そしてリーダーシップを兼ね備えた選手として、読売ジャイアンツの重要な存在となっています。今後のさらなる成長に期待が寄せられています。

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