吉川駅

吉川駅の概要

吉川駅（よしかわえき）は、埼玉県吉川市の木売一丁目に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）の武蔵野線の駅です。駅番号はJM 20で、地域住民にとって重要な交通手段となっています。

歴史

この駅は1973年（昭和48年）4月1日に開業されました。当初は日本国有鉄道（国鉄）の駅としてスタートし、その際には自動改札機が試験的に設置された12の駅の1つでもありました。1987年4月1日には国鉄の分割民営化が行われ、JR東日本の駅として再スタートを切りました。

21世紀に入ると、2001年にはICカード「Suica」が利用可能となり、2007年には指定席券売機が導入されるなど、駅の利便性が向上しました。さらに、2012年にはみどりの窓口の営業が終了しました。

駅の構造

吉川駅は相対式の2面2線を有する高架駅です。この駅は吉川美南駅に管理業務が委託されており、指定席券売機や自動改札機も設置されています。駅本屋の建設は鴻池組が手掛け、ホームは緩やかなカーブを描いています。

トイレについては、改札内に男女共用のトイレが1ヶ所あり、多機能トイレも完備されています。改札外には便利な店舗も存在し、NewDaysやコインロッカー、自動販売機、STATION BOOTHがあります。上下線の間隔は、かつて武蔵野操車場が存在した名残で、駅の東側ではすぐに間隔が狭まります。駅のシンボルカラーはグレーです。

利用状況

2023年度のデータによると、吉川駅の日平均乗車人員は16,194人に達しています。これは武蔵野線内で26駅中16位であり、単独駅としては東浦和駅や越谷レイクタウン駅に次ぐ第4位となっています。1990年度以降の乗車人数の推移を見ても、吉川駅の利用率は順調に増加してきています。

駅周辺

駅周辺には、吉川市の公共施設や商業施設が充実しています。具体的には、吉川市駅前市民サービスセンターや吉川視聴覚ライブラリー、吉川警察署駅前交番、共に地域住民に親しまれています。他にも、吉川市立吉川小学校や郵便局、金融機関なども近くに点在しています。

また、近くにはライフやスーパーのマルサンなどの商業施設もあり、日常生活の利便性も高い環境が整っています。

バス路線

吉川駅周辺には、北口と南口にそれぞれバス停が設置されており、地域交通の中心として機能しています。JRバス関東が運行する高速バスや東武バスセントラルの路線も利用可能で、多方面へのアクセスが便利です。

その他の情報

将来的には、東京直結鉄道の地下鉄8号線が吉川駅を通過し、千葉県野田市方面への延長計画も進められています。この駅は、武蔵野線の中でも特異な「新」や「東西南北」といった表現が使われていない数少ない駅の一つです。また、1995年には吉川市の特産品であるナマズの像が南口駅前に設置され、多くの訪問者の目を引いています。

隣接駅

吉川駅の隣接駅として、武蔵野線を利用する他の駅もあります。吉川美南駅が上り方面にあり、越谷レイクタウン駅が下り方面に位置しています。駅利用者にとって、これらの周辺情報は重要な要素となるでしょう。

もう一度検索