吉本ばかな

『吉本ばかな』の概要

『吉本ばかな』（よしもとばかな）は、1998年から2001年にかけて日本テレビで放送されたバラエティ番組です。この番組は、吉本興業に所属する若手芸人たちのユニット「news」によって制作され、当初から多くの視聴者に愛されました。放送は毎週水曜日の深夜1:45から2:15まで行われ、番組の独自のスタイルである過激なチャレンジ企画が話題となりました。

初期の企画と内容

放送が始まった1998年10月から1999年3月までは、「おませさんのコーナー」という企画が中心で、世の中の様々な「おませさん」たちに実際に会って、newsメンバーがさまざまなことを学ぶ内容でした。しかし、1999年4月に「ライセンス」が加入した後は、番組のスタイルが大きく変更され、企画がより体を張ったものに移行していきました。この変更により、出演者たちは様々な過激な挑戦を行うこととなり、視聴者に衝撃を与える内容が増えました。

過激な挑戦企画

例えば、「尻に画鋲を張り尻相撲をする」「コワモテの人の前でネタをやる」「廃病院に一泊二日の宿泊をする」など、当時の視聴者を驚かせた企画が続出しました。さらに、食べ物を粗末に扱ったり、一部の企画では出演者が全裸になったりする場面もありました。そのため、放送後には視聴者からの苦情も相次ぎ、再放送や映像ソフト化が難しい企画もあったほどです。

放送地域と影響

この番組は最初は関東ローカルで放送されていましたが、newsメンバーの多くが地方出身であったため、札幌テレビや読売テレビなど他の日本テレビ系列局でも遅れネットで放送されることになりました。そのため、多くの地域の視聴者にも人気を博し、特に若者層に強く支持されました。

番組終了とその後

2001年3月に放送が終了し、その後は『正義の味方』という新しい番組にリニューアルされました。この新番組では、ガレッジセールとシャンプーハットが出演し、2001年4月から9月まで放送されていました。なお、放送末期には、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』とのレギュラー争奪戦が行われ、ライセンスが優勝したことが契機となり、彼らはその後この番組の準レギュラーとして登場することになりました。

主な出演者

番組には様々な若手芸人が出演しており、newsメンバーにはアップダウン（竹森巧、阿部浩貴）やライセンス（井本貴史、藤原一裕）が含まれています。また、シャンプーハットやガレッジセールも常連として出演し、番組の個性をさらに引き立てていました。さらに、番組を盛り上げた「ばかなガール」として、山口もえや眞鍋かをり、堀越のりなどが登場し、彼女たちの魅力も話題となりました。

制作スタッフ

制作には日本テレビのスタッフが携わり、構成を担当したのは海老克哉やたちばなひとなりなどの名前が挙げられます。演出には小澤龍太郎が関与し、プロデューサーには菅賢治や新田敦生が名を連ねました。

まとめ

『吉本ばかな』は、若手芸人たちの独創的で過激な企画が魅力のバラエティ番組でした。その内容は視聴者に強い印象を残し、今なお多くのファンに語り継がれています。

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