吉澤宙彦

吉澤宙彦（よしざわおきひこ）さんは、1975年6月19日、長野県喬木村で生まれました。身長180cmの長身と端正な顔立ちが印象的な俳優です。長野県飯田高等学校、立命館大学と進学し、学業を修めた後、演劇への道を歩み始めます。

京都で研鑽を積んだ後、2001年には円演劇研究所に入所。才能を認められ、2003年には演劇集団 円の会員に昇格、以降同劇団に所属し、舞台俳優として活躍しています。

舞台ではシェイクスピア作品を始め、古典から現代劇まで幅広いレパートリーで観客を魅了しています。代表的な出演作品には、『リチャード三世』、『マクベス』、『ファウスト』、『オセロー』などがあり、古典劇における存在感は特筆に値します。一方、『まどさんのまど・まだ』や『まちがいつづき』といった現代劇にも出演し、その演技力は高い評価を受けています。さらに、『鏡花万華鏡 風流線』、『青い鳥ことり、なぜなぜ青い』、『孤独から一番遠い場所』、『ホームカミング』、『死んでみたら死ぬのもなかなか四谷怪談〜恨』など、多様な作品に挑み、役柄によって全く異なる魅力を見せています。

舞台活動が中心ではありますが、テレビドラマにも多数出演しています。TBS系列では『マンハッタンラブストーリー』、『MR.BRAIN』、『輪舞曲』、『ハンチョウ～警視庁安積班～シリーズ6』（中田文彦役）などに出演し、個性的なキャラクターを演じきり、視聴者の印象に強く残っています。また、テレビ朝日系列の『警視庁・捜査一課長』（土井俊介役）などにも出演し、警察ドラマにおいても存在感を示しています。NHK大河ドラマ『義経』では、瑞雲役を演じ、歴史ドラマにも挑戦しています。

さらに、映画の吹き替えにも携わっており、『アンダーワールド ビギンズ』でその才能を発揮しています。劇場版アニメ『コクリコ坂から』にも参加しており、声の演技でも高い評価を得ています。

吉澤さんの活動は多岐に渡り、PVにも出演しています。R25 ビジュアル国語辞典『け』のPVに出演するなど、映像作品にも積極的に関わっています。

このように、舞台を中心に活躍しながらも、テレビドラマ、吹き替え、PVと幅広い分野で才能を発揮している吉澤宙彦さん。その演技力は高く評価されており、今後の活躍にも期待が高まります。

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