吉田拓郎 ONE LAST NIGHT IN つま恋

吉田拓郎 ONE LAST NIGHT IN つま恋

概要

「吉田拓郎 ONE LAST NIGHT IN つま恋」は、1985年7月27日から7月28日にかけて、静岡県つま恋で行われた吉田拓郎のオールナイトコンサートです。このコンサートは彼にとって二度目のつま恋での開催となり、同名のライブアルバムも1985年9月21日に発売されました。拓郎は1975年、2006年の3回にわたりつま恋でのコンサートを実施しましたが、1975年と2006年のものはかぐや姫とのジョイントコンサートであり、1985年は拓郎の単独名義として特別な意味を持つイベントとなりました。

コンサートの内容

コンサートはヤマハリゾートつま恋で行われ、7月27日夕方7時から、翌朝7時にかけて行われました。このイベントにはかぐや姫やアルフィー、武田鉄矢など多くのゲストが参加し、ロングライブとしても知られています。契約上の理由により公式な音源は残っていないものの、拓郎の名を冠したイベントとしては特に印象的なものでした。

拓郎は、1975年のコンサートの成功を受けて、つま恋での開催を続けることになりました。このオールナイトコンサートは、拓郎自身が「生涯最良の日にしたい」と強く望んだため、ファンの間では「引退するのではないか」という噂も広まりました。

コンサート運営の工夫

入場料は4,500円で、当日の券は販売されず、事前に全国9地区のコンサートプロモーターを通じて販売されました。オンラインチケットが普及する以前であり、各地の旅行会社と連携してツアーバスも運行されました。会場には駐車場がなかったため、アクセスには特に注意が必要でした。また、特に1975年のトラブルを避けるために、徹夜しての来場は禁止されていました。

設定されたセットリスト

セットリストには多くの名曲が含まれ、実際には72曲が演奏されましたが、アルバムには17曲が収録されています。ここで演奏された曲の中には、未収録のものも数多くあり、一部はかぐや姫などのゲストと共演する形で披露されました。

アルバムのリリースと収録曲

アルバムはLP2枚組、カセット、CDの形態でリリースされ、全体的には多彩な曲が含まれています。吉田拓郎の楽曲の魅力を十分に伝える内容であり、特記のことばを借りれば、「拓郎の演奏の一部をピックアップした」とされています。こうした名作の背景には、拓郎自身やその他ミュージシャンの年月をかけた努力があったことが感じられます。

その他の逸話

コンサートの運営において、特に印象的なエピソードとして、参加したミュージシャンたちのユニークなパフォーマンスや、当時の雰囲気が挙げられます。拓郎自身も他のアーティストとの交流を楽しんでおり、音楽の輪が広がる場となっていました。このように「ONE LAST NIGHT IN つま恋」は、ただのライブコンサートにとどまらず、音楽と人との関わりを強く感じさせる時間となったのです。

結論

吉田拓郎の「ONE LAST NIGHT IN つま恋」は、音楽ファンにとって特別な記憶となり、時を超えて語り継がれるべきイベントです。このコンサートとアルバムは、拓郎の音楽人生を象徴するものであり、今でも多くの人々に愛され続けています。

もう一度検索