吉田拓郎ベスト60

吉田拓郎ベスト60

『吉田拓郎ベスト60』は、1985年11月21日に発売された吉田拓郎のベストアルバムです。この作品はフォーライフレコードからリリースされ、彼の音楽キャリアにおける重要なマイルストーンとなっています。特に、吉田拓郎のベストアルバムが出されるのは1981年に出た『ONLY YOU 〜since coming For Life〜』以来、4年ぶりのことでした。

このアルバムには、特に重要なシングル曲が収められています。1981年に発売された「サマータイムブルースが聴こえる」と、1982年に発表された「唇をかみしめて」の2曲は、本アルバムで初めて収録されました。特に「唇をかみしめて」は映画『刑事物語』で使用されている別バージョンで、このアルバムでのみ聴くことができる貴重な音源となっています。

収録曲

アルバムは全4ディスクから構成されており、すべての楽曲の作詞・作曲は吉田拓郎が手掛けています（一部の特記があるものを除く）。以下に、各ディスクに収録されている代表的な楽曲のリストを紹介します。

Disc-1

• - 明日に向って走れ (編曲：松任谷正隆)

アルバム『明日に向って走れ』よりのシングル曲。

• - となりの町のお嬢さん

オリジナルアルバムには未収録のシングル曲。

• - どうしてこんなに悲しいんだろう

アルバム『明日に向って走れ』からの楽曲で、『人間なんて』に収録されたリメイクバージョン。

• - たえこMY LOVE

未収録のシングル曲。

• - 他にも多彩な楽曲が収められ、色とりどりの青春を感じさせます。

Disc-2

• - ペニーレインでバーボン

『今はまだ人生を語らず』より。

• - 祭りのあと (作詞：岡本おさみ)

アルバム『元気です。』から。

• - 落陽 (作詞：岡本おさみ)

アルバムにおけるライブバージョン。

Disc-3

• - 青春の詩

シングル曲で、アルバム『青春の詩』より。

• - 結婚しようよ (編曲：加藤和彦)

アルバム『人間なんて』からのシングル。

Disc-4

• - サマータイムブルースが聴こえる

シングルで、オリジナルアルバムには未収録。

• - 唇をかみしめて

映画『刑事物語』で使用されたバージョン。

特徴

このアルバムは、吉田拓郎のキャリア全体における名曲を余すところなく網羅しており、彼の音楽の魅力を再発見できる絶好の機会を提供しています。特に、アルバムにはオリジナルアルバムには収録されていない楽曲が多く含まれており、ファンにとっては貴重なアイテムとなっています。

まとめ

吉田拓郎のベストアルバム『吉田拓郎ベスト60』は、彼の音楽を愛するすべてのリスナーにとって必聴の一枚です。4枚にわたる収録曲から、彼の多彩な楽曲の魅力が感じられることでしょう。音楽の奥深さや、作曲に込められた思いを堪能することができるこのアルバムをぜひ手に取ってみてください。

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