吉見由香

吉見由香（1973年4月19日生まれ）は、フリーアナウンサーとして多岐にわたる分野で活躍する才能豊かな人物です。彼女のキャリアは、アナウンサー、ラジオDJ、舞台女優、そして国語教師と、非常に多様性に富んでいます。

大阪府東大阪市で生まれ育ち、大阪府立布施高等学校を経て神戸女学院大学文学部を卒業しました。大学在学中には、阪神・淡路大震災を経験しています。彼女のメディア業界でのキャリアは、大学在学中に毎日放送高校野球中継のアルプスリポーターのオーディションに合格したことから始まりました。これを機に、関西のテレビやラジオ番組に出演するようになります。

大学卒業後、京都放送（KBS京都）のアナウンサー試験に合格し、1995年に入社。17年ぶりの女性アナウンサーとしての採用でした。KBS京都では、報道番組を中心に、スポーツや情報番組など幅広いジャンルを担当しました。

その後、フリーアナウンサーに転向し、関西を中心に活動。朝日放送や毎日放送など、数多くの番組を担当しました。特に、東大阪ケーブルテレビでの報道は7年間にも及び、地元密着の報道に尽力。毎日の生放送のほか、選挙特番のメインキャスターなども担当し、地域社会に貢献しました。その功績が認められ、東大阪市から公式に感謝状が贈られています。

2008年からは東京に拠点を移し、活動の幅を広げました。2009年10月には、ニッポン放送「高嶋ひでたけの特ダネラジオ 夕焼けホットライン」のアシスタントを一時的に務めました。また、2012年3月までFM OSAKA「Charmy」でDJ・パーソナリティとして活躍。同年4月からはRFラジオ日本報道局ニュースアナウンサーとして勤務し、10月からは「峰竜太のミネスタ」のアシスタントを翌年3月まで務めました。

2010年秋に公開された映画「オカンの嫁入り」には、ラジオDJ役として出演しています。彼女はエル・ファクトリーに所属しています。

ラジオ好きとしても知られており、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」や「爆笑問題カーボーイ」に投稿し、番組内で紹介された経験も持っています。

2013年からは、東宝ミュージカルアカデミーに勤務した後、日本のオリジナルミュージカルを制作する「ミュージカルカンパニー 三ツ星キッチン」に所属し、舞台女優としても活動しています。

地元である東大阪市にあった映画館「布施ラインシネマ」では、閉館まで上映開始前の場内アナウンスを担当していました。

近年では、日本大学に再入学し、教員免許を取得。現在は都内の私立中高一貫校で国語科の教師として教鞭を執っています。

このように、吉見由香はアナウンサーとしてのキャリアを基盤に、ラジオ、映画、舞台、教育など、多岐にわたる分野で才能を発揮し続けています。その幅広い活動は、彼女の豊かな経験と知識、そして何よりも人に対する温かいまなざしに支えられていると言えるでしょう。

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