同徳女子大学校

同徳女子大学校について

同徳女子大学校（トンドクじょしだいがっこう）は、韓国の首都ソウルに位置する私立の大学です。設立は1908年で、当初は同徳女子義塾としてスタートしました。この大学は、大韓帝国が日本の保護国となる中で、韓国女性の教育の必要性が高まる中で創立された、韓国初の女性私学校としての歴史を持っています。それから約八十年後の1988年には総合大学としての地位を確立しました。

沿革

同徳女子大学校は、民族の復興を目指した趙東植のビジョンに支えられて、韓国の女性を対象とした教育機関として設置されました。その後、1950年5月には同徳女子大学に名称が変更され、1957年には4年制の初級大学を附設しました。そして1988年には、現在の形である総合大学に昇格しました。この変遷を経て、同大学は現在8つの単科大学、6つの学部、18の学科と7つの大学院を有する教育機関へと成長しました。

教育目標

同徳女子大学校の教育理念は、以下の4つの柱から成り立っています。
1. 人間化教育：徳と教養を兼ね備えた知識人を育成。
2. 社会化教育：和と奉仕の精神を持つ社会人として成長。
3. 専門化教育：創意性と実用性を持った専門家の育成。
4. 世界化教育：未来を見据えた国際的な人材の形成。

学部と学科

同徳女子大学校には多様な学部が設置されています。

• - 人文大学
• - 社会大学
• - 自然科学大学
• - 情報大学

特に情報大学では、コンピューター学科やデータ情報学科が設けられています。
また、薬学大学では高度な専門知識を学べる薬学科が存在します。
さらに芸術大学やデザイン大学、公演芸術大学も設置されており、幅広い分野にわたる教育が行われています。

大学院

同徳女子大学校の大学院は、様々な専門分野を提供しており、一般大学院には29の修士課程と15の博士課程があります。他にも、ファッション、デザイン、女性開発、教育、肥満科学、公演芸術、国際文化といった特化した大学院が運営されており、学生は自身のキャリアに合った分野を選んで学ぶことができます。

国際交流

同徳女子大学校は、明海大学やお茶の水女子大学、明治大学など国内外の大学と国際交流協定を結び、グローバルな視点での教育を推進しています。

主な出身者

この大学は、多くの著名な卒業生を輩出しており、それぞれの分野で活躍しています。

同徳女子大学校は、韓国の女性教育の歴史を背負いながら、未来に向けた社会貢献を果たす人材育成に力を入れ続けています。

もう一度検索