同志社国際学院初等部・国際部

同志社国際学院（Doshisha International Academy）

概要

同志社国際学院は、同志社大学が設置した小学校および国際教育を行う学校です。2011年4月に京都府木津川市に同志社国際学院初等部が開校し、9月には国際部が併設されました。この学校は、キリスト教主義、自由主義、国際主義を教育理念とし、特に国際主義の具現化を重視しています。日本における一条校である同志社国際学院初等部（DIAES）は、日英バイリンガル教育を目指し、授業の55%を英語で行います。また、同志社国際学院国際部 （DISK）は、外国人の子どもたちを対象にした12年制の教育を提供しています。特筆すべきは、両者が小学校とインターナショナルスクールとして日本初の併設形式を採用していることです。

教育理念と特徴

同志社の教育は、「良心教育」を基盤としており、特に多様性を尊重する国際的な視点を重視しています。国際部（DISK）は、2014年に国際バカロレア機構からPYP（Primary Years Programme）の認定を受け、日本で初めてのIB認可校となりました。このプログラムは、グローバルな視野を持つ教育を提供し、生徒のクリティカルシンキング能力を育てることを目指しています。

沿革

同志社国際学院は、教育機関の構想として2007年に始まり、2008年には設置準備委員会が発足しました。2011年4月の初等部開校から始まり、同年9月には国際部も開校されました。その後、2014年にはPYPの実施校として認可され、国際的な教育の先駆者としています。その一方で、国際部DISKは、2017年に毎年の定員不足を理由に募集を停止し、在校生の卒業後に廃止されることになりました。これに対し、初等部は引き続き運営を継続しています。

系列校と進学システム

同志社国際学院は同志社教育の一環として、創設者新島襄の理念を踏襲しつつ、内部進学制度を整えています。特に同志社幼稚園から初等部への進学が可能であり、木津川市在住の生徒には地域枠も設けられています。また、同志社国際学院初等部からは、同志社国際中学校への進学が奨励されており、同志社大学や同志社女子大学への推薦制度も整っています。

結論

同志社国際学院は、国際的な視野を持った次世代のリーダーを育成するための先進的な教育機関です。国際バカロレア（IB）に準拠したカリキュラムを導入することで、従来の教育の枠を超えた多様な学びを提供し、子どもたちの可能性を大きく広げています。卒業生たちは、国内外で活躍する人材として、世界を舞台に様々な挑戦を続けていくことでしょう。

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