名古屋市中小企業振興会館

名古屋市中小企業振興会館

名古屋市中小企業振興会館、通称「吹上ホール」は、愛知県名古屋市千種区に位置する重要なコンベンション施設です。ここでは、地域の中小企業が集まるイベントや展示会が行われ、企業の発展を支援する役割を果たしています。

施設の概要

この会館は、吹上ホール、第1ファッション展示場、第2ファッション展示場の3つの大規模な展示エリアを有しています。また、会館内には中小企業経営者向けの経営相談を提供する「名古屋市経済局産業労働部中小企業振興課」や「名古屋市新事業支援センター」をはじめ、数多くの支援機関が入居しています。これにより、利用者はワンストップで支援や相談を受けることができます。

歴史

名古屋市中小企業振興会館の歴史は1966年にさかのぼります。当初は旧吹上ホールとして開館し、その後1976年に名古屋市の施策として、中小企業の振興と市民福祉の向上を目的に設立されました。

1983年には新たに設計された名古屋市中小企業振興会館が完成し、以降、イベント需要の高まりに対応すべく、様々な改修や管理運営の見直しが行われてきました。特に1996年以降は、名古屋都市産業振興公社が運営を担い、指定管理者制度が導入されて、地域のニーズに応じたサービスを提供しているのが特徴です。

主要施設の特徴

吹上ホールは、広々とした展示空間を誇り、展示面積は約5,327平方メートルで、様々なイベントに対応可能です。高い天井を持ち、最大で5トン/m²の荷重に耐えることができ、大型の設備や展示物の設置が可能です。

第1ファッション展示場と第2ファッション展示場では、ファッション関連のイベントに特化した設計がされています。これらの展示場は、それぞれ1,838平方メートルと915平方メートルの展示面積をもっており、用途に応じて柔軟に利用することができます。

また、会館には会議室が数多く設けられており、大小様々な会議やセミナーに対応可能です。定員は16名から144名まで様々です。

アクセス

名古屋市中小企業振興会館へのアクセスは非常に便利です。名古屋市営地下鉄桜通線の「吹上駅」から徒歩約5分。また、名古屋駅や栄、大曽根駅などからのバス路線も充実しており、バス停からも近い立地に位置しています。

このように、名古屋市中小企業振興会館は、地域のビジネスコミュニティの中心的な存在であり、中小企業の振興と支援において重要な役割を果たしています。

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