名古屋市営バス那古野営業所

名古屋市営バス那古野営業所

名古屋市営バス那古野営業所は、かつて愛知県名古屋市西区名駅二丁目に位置していた市営バスの営業所です。1931年（昭和6年）に開設され、2003年（平成15年）に惜しまれつつ閉所しました。

概要

那古野営業所は、名古屋市中心部を網羅する重要な路線を担っていました。具体的には、基幹バス新出来町線（基幹2号系統）や、名古屋中心部を巡回する都心ループ系統（栄758号系統）、そして名古屋駅を発着する一般路線バスなどを運行していました。

営業所の最寄りのバス停留所は那古野町で、現在もその名称は残っています。

閉所後、那古野営業所が担当していた路線はすべて浄心営業所に引き継がれました。一部路線では、大森営業所、猪高営業所、楠営業所、御器所営業所が副担当として運行をサポートしています。

沿革

1931年（昭和6年）2月21日：営業所開設
2003年（平成15年）12月12日：営業所閉所

廃止時担当路線

基幹2号系統: 現在は浄心営業所（副担当：大森営業所・猪高営業所）が担当
幹名駅1号系統: 現在は浄心営業所（副担当：楠営業所）が担当
名駅14号系統: 現在は浄心営業所（副担当：楠営業所）が担当
名駅16号系統: 現在は浄心営業所が担当
名駅17号系統: 現在は浄心営業所（副担当：御器所営業所）が担当
名駅18号系統: 現在は浄心営業所が担当
栄18号系統: 現在は猪高営業所が担当
栄758号系統（都心ループ）: 現在はC-758号系統として浄心営業所が担当
* 中区系統: 現在は中巡回系統として御器所営業所が担当

現在

那古野営業所の跡地は再開発され、現在は名古屋プライムセントラルタワーがそびえ立っています。この建物内には、バスの転回所が設けられており、バス路線の運行を支える役割を担っています。

車両

那古野営業所では、三菱自動車（現在の三菱ふそうトラック・バス）製の車両が主に使用されていました。ただし、浄心営業所や御器所営業所の改修に伴う一時的な閉鎖時には、他メーカーの車両も配属されることがありました。

基幹バス路線では、一般の路線バスとは異なる、専用の塗装が施された車両が使用されていました。

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