名古屋市立桜山中学校

名古屋市立桜山中学校

名古屋市立桜山中学校（通称：桜中）は、愛知県名古屋市昭和区池端町に設立された公立中学校です。この学校は1947年に新制中学校として発足し、昭和国民学校高等科を改編して生まれました。当初の生徒数は1030人でありましたが、設立当初には校地がなく、近隣の小学校を利用して授業を行っていました。翌年には、旧愛知県熱田中学校に集約され、現在の校舎がある昭和国民学校の跡地に移転しました。

歴史

桜山中学校は、設立後、いくつかの変遷を経て成長を続けています。特に1966年には、不審火が発生し、校舎の一部が焼失する事態がありました。しかし、このような困難を乗り越え、2022年度には体育館にエアコンが整備されるなど、施設の充実も図られています。

通学区域

桜山中学校の通学区域には、名古屋市立御器所小学校および名古屋市立松栄小学校の学区が指定されています。これにより、地域の小学校からの生徒が受け入れられ、地域社会とのつながりが深まっています。

学級編成

2021年4月時点で、桜山中学校には1年生が6クラス、2年生が5クラス、3年生が6クラス、そして特別支援学級が2クラス設置されています。特別支援学級は2017年度に設立され、その後の2018年度時点では名古屋市内で4校のみの発達障害通級指導教室の一つとして「さくら学級」が運営されています。

校歌

学校の校歌は著名な作曲家、團伊玖磨によって作曲されており、学校生活や地域の思いを表現しています。

部活動

桜山中学校では、様々な部活動が活動しており、軟式野球部やソフトテニス部、バスケットボール部、バレーボール部、ハンドボール部、コーラス部などが存在します。特にコーラス部は2017年に行われた第84回NHK全国学校音楽コンクールで銅賞を受賞した実績があり、他の音楽大会でも優れた成績を収めています。バスケットボール部も活発に活動しており、2023年度の愛知県新人大会や2024年度の名古屋市大会では優勝し、県リーグでも幾度も優勝を果たしています。

アクセス

名古屋市立桜山中学校へのアクセスは、名古屋市営地下鉄桜通線の桜山駅から北西方向に約8分の徒歩で到達できます。また、名古屋市営バスの桜山停留所からも徒歩約8分の距離です。

桜山中学校は、地域に根付きながら未来を担う若者たちを育成していく重要な教育の場であり、学校としての歴史や文化を大切にしながら、日々進化を続けています。

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