名古屋広小路ビルヂング

名古屋広小路ビルヂングは、愛知県名古屋市中区栄二丁目に位置する、広小路通沿いのオフィスビルです。地下鉄栄駅と伏見駅のほぼ中間に位置し、アクセスに便利な立地となっています。

このビルは、かつて三菱銀行名古屋支店が存在した場所、具体的には松坂屋本店北館と同じ「エンゼルビル」の跡地を再開発して建てられました。三菱地所にとっては、名古屋で初めての超高層ビルであり、その建設は名古屋の都市景観に新たなランドマークを加えました。

広小路通に面した歩道状の公開空地は、地域住民や訪問者にとって憩いの場となっています。ここでは、公募によって選ばれた作品が1年間展示される「ストリートギャラリー」が開催されており、芸術と文化に触れる機会を提供しています。この取り組みは、「昭和62年度（1987年度）名古屋市都市景観賞都市景観街かど賞」を受賞し、その景観への貢献が評価されました。

ビルの一階には、TOTOの名古屋ショールームがあります。ここでは、最新の住宅設備やデザインを体験することができます。

主なテナントとしては、以下のような企業や団体が入居しています。

大同メタル工業 名古屋本社
TOTO
愛知労働局 広小路庁舎
日東電工
大宇ジャパン
みずほ証券
日清医療食品
商船三井ロジスティクス

名古屋広小路ビルヂングは、オフィスビルとしての機能だけでなく、ストリートギャラリーによる芸術の発信、TOTOショールームによる最新技術の紹介など、多面的な魅力を持つ建物です。その存在は、名古屋の都心における経済活動と文化的な活動を支える重要な要素となっています。

参照: 昭和62年度名古屋市都市景観賞表彰作品（事業向け情報） 名古屋市（ウェブサイト）

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