名古屋建築技能大学校

名古屋建築技能大学校について

名古屋建築技能大学校は、認定職業訓練によって建設業界の技術者を育成する専門校です。この学校は、職業訓練法人愛知県建設センターが運営しており、愛知建設労働組合に支えられた組織です。建設労働組合のメンバーのスキル向上を目的とし、より多くの組合員が育成されることを目指しています。

訓練科について

普通課程

名古屋建築技能大学校では、普通職業訓練の普通課程として、以下の3つの科が設けられています。

1. 大工技能養成科（修業年限：1年）
- この科では、木工技術や建具製作技術を学び、実践的なスキルを身につけます。
2. 木造建築科（修業年限：高校卒業者は2年、中学卒業者は3年）
- 木造建築に関する幅広い知識と技術を習得し、将来的な職業に生かします。
3. 建築テクニカル科（修業年限：1年）
- CADや建築設計に関する専門知識を深め、技術者としての基盤を築くことを目指します。

短期課程

名古屋建築技能大学校では、建築士資格取得を目指す短期講座や講習会も開催しています。これらのコースは主に夜間や休日に実施され、1年未満の短期間で知識を深めることができます。

沿革

名古屋建築技能大学校の歴史は1962年にさかのぼります。この年、旧職業訓練法に基づいて名古屋建設職業訓練所として設立され、大工と左官の訓練を行いました。次第に職種を増やし、1963年には建具や屋根葺き、タイル張りなどの科目が追加されました。この活動は、業種別組合との協力によって進められました。

1969年には現在の校地を取得し、1971年に新しい施設が完成しました。その後、1972年には愛知県建設センターとして認定を受け、名古屋建設高等職業訓練校が開校されました。1975年には建築製図科が設立され、82年には昼間部の建築科が登場しました。

84年には昼間部専用に訓練が切り替えられ、校名も名古屋建築技能大学校へ改称されました。1992年、愛知県と労働省（現在の厚生労働省）から中小企業人材育成プロジェクト実施訓練校としての指定を受け、さらに多くの学生が学べる場になりました。1994年には新たに建築施工系建築設計科が設置され、2006年には特別職業訓練も開始されました。最新の2008年には大工技能養成科が新設され、伝統工法の習得に力を入れています。

まとめ

名古屋建築技能大学校は、伝統と革新が融合した教育環境を提供しており、建設業界での専門的な技術習得を目指す方に最適な選択肢です。公式ウェブサイトでは、詳細な情報や最新の講習日程を確認することができるため、興味がある方はぜひ訪れてみてください。

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