名寄ラジオ中継局

名寄ラジオ中継局は、北海道名寄市にある中波放送の中継局を総称した名称です。具体的には、NHK旭川放送局の中波放送と、札幌に本社を置く民放ラジオ局の中継局が設置されています。この中継局は、和寒町以北の上川地方北部を主な放送エリアとしており、地域住民にとって重要な情報源となっています。

中継局の正式名称は、NHKの場合、放送局としては「NHK名寄放送局」、送信施設としては「名寄ラジオ中継放送所」となります。NHKの中継局は、かつて第1放送が「JOCY」、第2放送が「JOAZ」という呼出符号を使用していましたが、1967年10月31日に廃止されました。その後、「JOCY」は1997年4月1日に開局したさくらんぼテレビジョン（山形県）に、「JOAZ」は1982年に佐世保放送局（ラジオ第2・教育テレビ）にそれぞれ指定されています。

民放ラジオ局の中継局としては、HBCラジオとSTVラジオが名寄市内に中継局を設置しています。STVラジオの中継局の施設維持・管理は、親会社の札幌テレビ放送が引き続き担当しています。

各中継局の所在地は以下の通りです。

NHK：北海道名寄市大橋
HBC：北海道名寄市緑丘
* STV：北海道名寄市砺波（名寄テレビ中継局と同地点）

STVラジオの中継局は、1964年に開局したアナログテレビ中継局に併設する形で、1976年に設置されました。2011年7月24日のアナログテレビ放送終了後も、AMラジオの送信所として運用を継続しています。地上デジタル放送では、この施設は使用されておらず、既存の北海道テレビ放送（HTB）・北海道文化放送（UHB）の共同施設に、HBCと2012年度に開局予定のテレビ北海道（TVh）を加えた5局で共同使用されています。

名寄ラジオ中継局は、地域におけるラジオ放送の重要なインフラであり、地域住民に正確な情報と娯楽を提供し続けています。

関連情報として、名寄市、名寄テレビ中継局、NHK旭川放送局、HBCラジオ、STVラジオなどがあります。

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