名護市立久志小学校・久志中学校

名護市立久志小学校・久志中学校について

名護市立久志小学校・久志中学校（なごしりつくししょうがっこう・くしちゅうがっこう）は、日本の沖縄県名護市の字汀間に位置する市立の小学校と中学校です。2012年に開校したこの学校は、名護市内で初めて小中併設の学校として設立されました。愛称としては「名護市立小中一貫教育校緑風学園」が用いられており、一般的には「緑風学園」として知られています。特に、名護市全域からの通学が可能な特認校としても認知されています。

沿革

この学校の創設に向けた動きは2009年に始まりました。名護市小中一貫教育校推進市民懇話会が設立され、次の年には名護市に具体的な提言が提出されました。2011年には、開校準備を進めるための委員会が発足し、愛称として「名護市立小中一貫教育校緑風学園」が正式に選定されました。そして、2012年の4月1日、ついに開校を迎えることとなり、4月10日には第1回の入学式が盛大に行われました。

その後、名護市立久志小学校・久志中学校は2016年度に、日本新聞協会が主催する「いっしょに読もう新聞コンクール」において全国優秀学校賞を受賞するなど、その教育活動が高く評価されました。また、2018年1月17日には沖縄県NIE（News in Education）実践フォーラムの会場としても利用され、地域における教育の拡充に貢献しています。

生徒数と教育環境

この学校には、各学年ごとに設定された定員が30名という制約がありますが、実際の在学生は十数名から二十数名程度で、少人数制を維持しています。総定員は270名に設定されていますが、2022年度の在籍見込みは176名です。このように、少人数での教育が行われることで、児童一人一人に対してよりきめ細やかな指導が可能になります。

まとめ

名護市立久志小学校・久志中学校は、地域の教育ニーズに応えるために設立された画期的な学校です。特認校として広域から通学が可能であり、独特の教育方針を持って運営されています。歴史と実績を持ち、今後も地域の重要な教育機関としての役割を果たしていくことが期待されています。

もう一度検索