向慎一(むかい しんいち)は、
1985年6月15日に
神奈川県横浜市に生まれた元プロ
サッカー選手です。ポジションは
ミッドフィールダーで、時にはフォワードとしてもプレーできる
ユーティリティープレイヤーとして知られています。
経歴
向は、法政大学に在籍中の2007年に全日本大学
サッカー選手権で決勝戦に進出しました。翌
2008年には栃木SCに入団し、同じ年に加入したフォワードの稲葉久人とは法政大学でのチームメートでした。彼は、チームで
落合正幸と共にダブルボランチを形成し、プレースキッカーとしてはベテランの
佐藤悠介と組みました。
最初のシーズンではレギュラーとしてプレーしていましたが、その後、同期入団の
鴨志田誉とのポジション争いが激化しました。
2009年に
松田浩が監督に就任すると、向は主に攻撃的なポジション(左右のサイドハーフ、フォワード、トップ下など)を担当するようになりましたが、試合の流れに応じて出場機会が減り、シーズン終了後には契約が更新されずに退団することとなりました。
その後、
2010年には東京ヴェルディに移籍しますが、出場機会が1試合のみに留まり、シーズン終了と同時に契約が満了となりました。
2011年には
AC長野パルセイロに加入し、
2012年には中盤の要として活躍。彼の安定したプレーが評価され、この年の
日本フットボールリーグではベストイレブンに選出されました。
2013年には
FC町田ゼルビアに完全移籍し、その後
2014年には再び長野に戻ります。2016年以降は
奈良クラブでプレーし、2021年11月9日にはシーズンをもって現役からの引退が発表されました。
所属クラブ
個人成績
彼のキャリアにおいては、
2014年における
J2・J3入れ替え戦に2試合出場し、得点は記録しておりません。また、Jリーグ初出場は
2009年の
湘南ベルマーレ戦で、初得点は同年のFC岐阜戦において挙げています。
個人タイトル
- - JFLベストイレブン: 2011年、2012年
まとめ
向慎一は多様なポジションでプレーし、数多くのクラブでそのスキルを発揮しました。特に
AC長野パルセイロでは、中盤での活躍が評判となり、個人タイトルも受賞するなど素晴らしいキャリアを築きました。彼の道のりは、今後の若い選手たちへの励みになることでしょう。