君だけを (郷ひろみの曲)

郷ひろみ90作目のシングル「君だけを feat.童子-T」

2008年5月14日、歌手の郷ひろみは90作目のシングル「君だけを feat.童子-T」をリリースしました。前作「Good Times Bad Times」から約5ヶ月ぶりとなるこのシングルは、アルバム『place to be』に先駆けて発売されました。

この楽曲は、オフィシャルサイトで実施された次作シングル選考のためのファン投票で、候補に挙がった4曲の中から最も多くの票を集めて選ばれた、まさにファン待望の1曲と言えるでしょう。さらに、「男が恋に出逢うとき」以来15作ぶりとなるノンタイアップシングルという点も特筆すべき点です。商業タイアップに頼らず、楽曲そのものの魅力で勝負を挑んだ、郷ひろみのアーティストとしての強い意志を感じさせる作品と言えるでしょう。

楽曲は、初のR&B調に挑戦した意欲的な作品で、人気ラッパーの童子-Tをフィーチャリングアーティストとして迎えています。童子-Tによる作詞、童子-TとShingo.S、DJ TAKI-SHITによる作曲、そしてDJ TAKI-SHITとShingo.Sによる編曲という、豪華な制作陣によって生み出された「君だけを feat.童子-T」は、郷ひろみの新たな魅力を引き出した、聴き応えのある1曲に仕上がっています。

シングルには、このタイトル曲の他に「Somebody stop me」も収録されています。「Somebody stop me」はjuveによる作詞、川口進による作曲、河野伸による編曲と、こちらも実力派のクリエイターが制作に参加しています。さらに、両楽曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されており、音楽ファンを十分に満足させる内容となっています。

ジャケットにもこだわりが感じられます。初回生産盤はカラー3面6Pブックレット仕様となっており、豪華な仕様で所有する喜びを与えてくれます。初回生産盤の在庫が無くなると、写真が異なる通常盤に切り替わるため、コレクターにとっては、初回盤を入手することが大きな目標となるでしょう。

「君だけを feat.童子-T」は、郷ひろみのキャリアにおいて重要な転換点となる作品と言えるでしょう。長年培ってきた歌唱力と表現力を活かしつつ、新たな音楽的挑戦を成し遂げたこのシングルは、彼の幅広い音楽性を示す、まさに集大成的な作品と言えます。R&Bという新たなジャンルに挑戦することで、新たなファン層を獲得すると共に、長年のファンをも魅了する、そんな魅力的なシングルに仕上がっています。郷ひろみファンのみならず、多くの音楽ファンに聴いてほしい、そんな一曲です。

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