呉周原

呉周原（オ・ジュウォン、1985年3月31日生まれ）は、韓国出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、左投げ。キウム・ヒーローズに所属していました。登録名は呉周原ですが、以前は呉在英という名前でプレーしていました。

プロ入りと新人王

呉周原は、青園高等学校を卒業後、2004年に現代ユニコーンズに入団しました。ルーキーイヤーの2004年には、10勝9敗という好成績を挙げ、チームの韓国シリーズ進出に大きく貢献しました。さらに、韓国シリーズ第5戦では勝利投手となり、チームの優勝にも貢献。この活躍が評価され、新人王に輝きました。

苦難の時期と兵役

しかし、翌2005年は怪我の影響で出遅れ、制球に苦しむなど、精彩を欠くシーズンとなりました。2006年も制球難は解消されず、不安定な投球が続きました。シーズンオフには、兵役のため尚武（国軍体育部隊野球団）に入隊し、2年間プレーしました。

ヒーローズでの活躍

兵役を終えた呉周原は、2009年にヒーローズ（現代ユニコーンズの後身球団）に入団しました。当初は左のワンポイントリリーフとして起用されることが多かったですが、2010年にはチーム最多の69試合に登板するなど、チームに欠かせない存在となりました。2012年には不調で登板機会が減少しましたが、2013年と2014年には先発としても活躍しました。2015年は、兵役中を除くとプロ入り後初めて未勝利に終わりました。

2016年8月11日には、2シーズンぶりの勝利を記録。その2日後には、登録名を呉在英から呉周原に変更しました。2019年には、主将だった金相洙から抑えの座を奪い、自己最多となる18セーブを記録。オフにはFA(フリーエージェント)権を取得し、2020年から2年契約でチームに残留しました。

引退とコーチへの転身

2021年10月26日、呉周原は現役引退を発表。10月28日にキウムからウェーバー公示され、11月4日に自由契約選手となりました。引退後は、2022年よりキウムの戦力分析業務に従事しました。そして、2024年からはキウムの残留軍（三軍に相当）の投手コーチに就任し、後進の育成に励んでいます。

年度別投手成績

(省略)

背番号

59 （2004年 - 2006年）
15 （2009年 - 2021年）
86 （2024年 - ）

外部リンク

通算成績 （朝鮮語）

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