周防国(すおうのくに)の式内社一覧は、『
延喜式』神名帳に記載された神社、いわゆる「式内社」と、その論社をまとめたものです。さらに、『
延喜式』編纂時には存在したものの、神名帳には記載されなかった「式外社」も付記しています。
式内社について
『
延喜式』神名帳には、
周防国において小社10座、計8社が記載されています。これらの神社は、当時の朝廷から一定の格式を持つ神社として認識されていたことを示しています。
式外社について
式外社とは、『
延喜式』神名帳が編纂された当時には存在していたものの、何らかの理由で神名帳に記載されなかった神社のことです。これらの神社は、式内社に準じるものとして、または地域の信仰の中心として重要な役割を担っていたと考えられます。
参考文献
皇典講究所・全国神職会校訂『
延喜式 上巻』(大岡山書店、昭和4年) - 国立国会図書館デジタルコレクション
『
延喜式 第2』(日本古典全集刊行会、昭和4年) - 国立国会図書館デジタルコレクション
外部リンク
*
周防国 式内社10座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」
この一覧を通じて、古代
周防国の神社信仰の様子を垣間見ることができます。式内社は朝廷の祭祀制度における重要な拠点であり、式外社は地域の人々の信仰生活に深く根ざしていたと考えられます。これらの神社は、今日においてもその歴史的、文化的価値を伝えています。それぞれの神社が持つ独自の歴史や祭神、祭事などを探求することで、古代日本の宗教文化に対する理解を深めることができるでしょう。