味わいぶらり旅

JR九州プレゼンツ 味わいぶらり旅の概要

『JR九州プレゼンツ 味わいぶらり旅』は、2004年4月から2012年3月25日まで、九州地方のJNN系列で放送されていた紀行番組です。この番組は、JR九州の一社提供であり、RKBが制作の幹事社となることで、地域との連携を図っていました。

番組の内容

番組の主な目的は、九州の豊かな食文化を、食に対してこだわりを持つ著名人が生活者の視点から紹介することです。通常、著名人は一つの地域を2回にわたって担当し、その地方の魅力を深く掘り下げました。2010年4月からは、一新されたタイトルロゴと共に、ホームページ上で番組本編の動画配信も開始され、視聴者に新たな形で観る機会を提供しました。

また、番組は2010年3月までは、九州にゆかりのある芸能人がその土地の魅力を直接紹介するスタイルをとっていましたが、稀に地元の女性レポーターが特別に紹介する回もあり、この多様性が視聴者に新鮮な体験を提供しました。2009年3月まではナレーションをRKBのアナウンサー坂田周大が担当していたが、その後は田中友英と池尻和佳子の2名がナレーターとして番組を進行しました。

取材対象としては、主に九州地方が中心とされていましたが、まれにJR西日本のエリアである山口県や、沖縄県の紹介、さらには福岡から釜山間の国際航路を持つJR九州高速船に関連して韓国の食文化や観光地が取り上げられることもありました。これにより、九州の食文化の幅広さと多様性が視聴者に伝えられることとなっていました。

放送局と地域

この番組は、全国的に放送されていたわけではなく、琉球放送（RBC）やテレビ山口（tys）など、JR九州の営業エリア外では放送されなかったという背景があります。2011年6月からは、毎日放送（MBS）でも放送が開始され、九州新幹線開業の際には、関西からアクセスしやすくなった九州の食をPRする役割も果たしていました。さらに、2012年1月からは中部日本放送（CBC）でも放送されており、さまざまな地域で九州の魅力を発信する場を広げていました。

番組の終了と後続

最終的に2012年3月25日に最終回を迎え、約8年間の放送に幕を閉じました。後継番組として『列車に乗って』がスタートし、九州の魅力を引き続き紹介することとなりました。

番組のルーツ

『味わいぶらり旅』は、過去に放送されていた『九州が知りたい』をルーツとしており、こちらではRKBの女性アナウンサーが司会を務め、各地のリポーターが列車を利用した旅行情報を提供していました。その後、2004年3月まで放送された『駅におりたら』が続く形となり、最終的に『味わいぶらり旅』につながる形で、九州の魅力を多様な角度から伝えてきました。

このように『JR九州プレゼンツ 味わいぶらり旅』は、食文化や観光を通じて九州の魅力を視聴者に届ける重要な役割を果たしていた番組として、多くの人々に親しまれ続けていました。

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