和歌山新報

わかやま新報について

わかやま新報は、和歌山県和歌山市を拠点とする日刊地方新聞です。1986年に創刊され、以来地域のニュースや情報を届けています。この新聞は、県北部に特化しており、和歌山市を中心に広がる地域の取材に力を入れています。和歌山新報社によって発行され、日本新聞協会には加盟していないため、独自の編集方針を持っています。

創刊と歴史的背景

この新聞のルーツは、和歌山県田辺町（現在の田辺市）にさかのぼります。大正初期には『牟婁新聞』が創刊され、その後1986年に『紀州新報』が設立されました。『紀州新報』は和歌山県内の情報を提供し、1992年に現在の名称であるわかやま新報に改名されました。これにより、和歌山市に拠点を持つ日刊新聞が20年ぶりに復活したのです。

社是と経営理念

わかやま新報の社是は「一筆同心」で、社員が一致団結して地域を元気にすることを掲げています。また、経営理念としては「地域深耕」を目指し、地域のことを知り、愛してもらうきっかけを提供することに重きを置いています。読む人が「役に立つ」「おもしろい」と感じる記事を追求し、働く仲間やその家族の幸せをも重視しています。

沿革のポイント

• - 1986年、わかやま新報が創刊される。
• - 1992年、紀州新報からわかやま新報に改組され、号数は引き継がれる。
• - 2000年には3代目社長として津村尚志が就任し、カラー印刷が始まりました。
• - 2003年に朝刊から夕刊に移行、そしてフルデジタル化を実現しました。
• - 2007年にホームページを開設し、地域とのコミュニケーションを強化。
• - 2012年には4代目社長の津村周が就任、地域密着のサービスを拡充。

宅配対象地域

この新聞は、和歌山市、紀の川市、海南市、岩出市、紀美野町の地域に配達されており、地域の人々に日々のニュースや情報を提供しています。特に、地域に密着した内容が多く、読者にとって身近な存在となっています。

デジタル化への取り組み

現在、わかやま新報はスマートフォン向けアプリを提供し、利用者は最新のニュースをリアルタイムで受け取ることができるようになっています。さまざまなサービスも展開しており、プライベート新聞「マイしんぶん」やARアプリ「いごくで新報」などが人気を集めています。

まとめ

わかやま新報は、地域社会を活性化させることを目指す地方新聞として、自らの使命を果たしています。歴史的背景を持ちながらも、常に進化し続け、地域に密着した情報を提供する姿勢は評価されています。地域の皆さんとともに、今後も優れた情報を提供し続けることでしょう。

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