和歌山県立こころの医療センター

和歌山県立こころの医療センター：心の健康を支える地域医療機関

和歌山県立こころの医療センターは、和歌山県有田郡有田川町に所在する、県が運営する精神科専門の病院です。豊かな自然に囲まれた環境の中で、地域住民の心の健康を守るため、質の高い医療を提供しています。

歴史と変遷

1952年、和歌山県立五稜病院として開院しました。以来、長年にわたり、和歌山県における精神医療の中核を担ってきました。その後、時代の変化や医療ニーズの高まりに対応するため、2002年に現在の病院施設に移転、同時に「和歌山県立こころの医療センター」と名称を変更しました。この改称は、単なる名称変更ではなく、より患者中心の、そして地域社会に開かれた医療を目指した病院運営への転換を示すものでした。建物の近代化だけでなく、医療設備や治療体制の充実も図られ、より高度で専門性の高い医療の提供が可能となりました。

診療内容

当センターでは、精神科を主要診療科としています。うつ病、統合失調症、不安障害など、幅広い精神疾患に対応しています。専門性の高い医師や看護師、そして医療心理士などの専門職がチームを組み、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立て、心の健康回復に向けてサポートいたします。

また、精神疾患に伴う身体疾患への対応も重要視しており、内科診療も行っています。精神科と内科の連携により、患者さんの身体的・精神的両面からの健康を総合的にサポートする体制を整えています。入院治療に加え、必要に応じて通院治療や訪問診療なども行い、患者さんの状況に合わせた柔軟な医療提供体制を構築しています。

アクセス

病院へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。最寄りのJRきのくに線藤並駅から、有田鉄道バスに乗り換え、約10分ほどで「こころの医療センター前」バス停に到着します。バス停から病院までは徒歩ですぐです。お車でお越しの際は、駐車場も完備していますので、ご利用ください。

地域医療への貢献

和歌山県立こころの医療センターは、地域社会に貢献する医療機関として、地域住民の心の健康増進にも積極的に取り組んでいます。地域住民向けの健康相談や啓発活動なども実施し、精神疾患に対する理解を深めるための活動にも力を入れています。

今後も、最新の医療技術と専門知識を駆使し、患者さん一人ひとりに寄り添った温かい医療を提供することで、地域社会の精神医療を支えていきます。安心してご相談いただけるよう、職員一同、誠心誠意努力してまいります。

もう一度検索