和歌山県立海南高等学校下津分校

和歌山県立海南高等学校下津分校は、和歌山県海南市に存在した公立の定時制高等学校です。全日制高校である海南市立海南下津高等学校の校舎を夜間利用していました。

特徴

下津分校は、中学校時代に不登校を経験した生徒の受け入れに力を入れていました。生徒一人ひとりの状況に合わせた丁寧なケアを行い、学び直しを支援していました。また、生徒が安心して学校生活を送れるよう、様々な配慮がなされていました。

心のケア: 不登校経験のある生徒の心のケアを重視し、カウンセリングや相談体制を整えていました。
柔軟な卒業年限: 定時制普通科でありながら、3年または4年の卒業年限を選択可能でした。
私服通学: 生徒は私服で通学することができました。これにより、生徒はよりリラックスして学校生活を送ることができました。

沿革

下津分校は、1954年に和歌山県立海南高等学校加茂谷分校として下津町に開校しました。その後、1958年に現在地へ移転し、和歌山県立海南高等学校下津分校と改称されました。長年にわたり地域に根ざした教育活動を展開してきましたが、2013年に生徒募集を停止し、2016年3月31日に閉校しました。

1954年4月20日 - 和歌山県立海南高等学校加茂谷分校として開校
1957年 - 分校旗と校歌を制定
1958年 - 現在地に移転し、和歌山県立海南高等学校下津分校に改称
2013年4月 - 生徒募集停止
2016年3月31日 - 閉校

学校生活

下津分校では、入学式、校内体育大会、文化祭、卒業式などの学校行事が開催されていました。生徒会活動や部活動も活発に行われ、生徒たちは充実した学校生活を送っていました。部活動としては、バドミントンや卓球などがありました（種目は年度により変更の場合あり）。

アクセス

下津分校は、JRきのくに線 加茂郷駅から徒歩5分の場所に位置していました。定時制のため、バイクやマイカーでの通学も許可されていました。

閉校後

下津分校は閉校しましたが、その教育理念や生徒への温かい眼差しは、関係者や卒業生の心に深く刻まれています。不登校経験のある生徒を受け入れ、学びの機会を提供した下津分校の存在は、和歌山県の教育史において重要な役割を果たしました。

関連項目

和歌山県高等学校の廃校一覧
日本の定時制高等学校一覧
和歌山県立海南高等学校

外部リンク

公式サイト - 2011年9月より更新が停止

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