和歌山県道180号野上清水線

和歌山県道180号野上清水線について

和歌山県道180号野上清水線は、紀美野町吉野から有田川町大字遠井へ至る重要な一般県道です。この道路は、和歌山県の中で海草郡と有田郡を結ぶ役割を担っています。着地点として、紀美野町の国道370号旧道交点から発し、有田川町の和歌山県道19号美里龍神線交点で終わります。実延長は20.8 kmに及びます。

ルートの特徴と交通状況

この県道は、和歌山や海南から清水町に至る際の最短ルートであることから、幅員の狭い区間が存在するにも関わらず、交通量は非常に多いです。特に和歌山県道184号生石公園線との交点周辺や、中田より北側の区間は二車線化されているため、比較的通行しやすい状況下にあります。

しかし、それ以外の区間では幅が狭く、ドライバーにとって厳しい道が続いています。道路案内板によれば、札立峠より北側の区間では、坂本を通る町道が比較的良好な道路状況を提供しています。一方、札立峠より南側では、川に沿って楠本を通る整備された町道が利用されるようになっています。

2022年9月現在、特に注意が必要なのが札立峠付近です。ここでは、2018年に発生した土砂災害の影響による長期的な通行止めが発生しています。この未整備の区間は、峠に近く民家が少ない地域にあり、拡幅工事と共に対応が進められているため、通行時には再度の確認が必要です。

道路施設と沿線情報

県道180号には、小川橋が存在しており、貴志川と接しています。この橋を通過することで、紀美野町立小川小学校や、有田川町立楠本小学校が沿線に位置しています。子どもたちの通学路としても重要な役割を果たしています。さらに、この道路は札立峠という峠を経由しているため、美しい自然景観にも恵まれています。

結論

和歌山県道180号野上清水線は、紀美野町と有田川町を結ぶ重要かつ便利な道です。交通量は多い一方で、狭い区間があったり、土砂災害による通行止めがあったりと、状況に応じて注意が必要です。そのため、通行される方は最新の情報を確認し、安全運転を心掛けることが求められます。

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