和波智広

和波智広のサッカーキャリア



和波智広（わなみ ともひろ）は、1980年4月27日に三重県で生まれた元プロサッカー選手です。ポジションは主にミッドフィルダー（左ウィングバック）やディフェンダー（左サイドバック）として活躍しました。Jリーグでのプレースタイルは、その素晴らしいスピードを活かし、サイドを駆け上がることにあり、「韋駄天」という愛称で親しまれました。

キャリアの始まり



彼は暁高等学校を卒業後、1999年にJリーグのベルマーレ平塚（現在の湘南ベルマーレ）に加入します。入団した年から試合に出場する機会を得て、2000年のシーズン中は左サイドバックのポジションにしっかりと定着しました。しかし、その年にチームはJ2に降格を経験します。

コンサドーレ札幌へ移籍



2001年には、J1に昇格したばかりのコンサドーレ札幌に移籍します。ここで彼は左ウィングバックとして徐々にレギュラーとしての地位を築いていきました。特にジュビロ磐田戦でのヘディングゴールは、ファンの間で語り継がれる名場面となりました。

怪我と浮き沈みの時期



2004年にはヴィッセル神戸へ移籍しますが、怪我のために出場機会がないまま、同年5月に再び札幌に復帰します。札幌ではレギュラーとして活躍し、2005年から2006年にはキャプテンも務めました。しかし、監督の戦術変更によりポジションがストッパーに変わり、期待していたパフォーマンスを発揮することができなくなります。

2007年に三浦俊也監督が就任すると、開幕戦には左サイドバックとしてスタメンに選ばれましたが、その後すぐにレギュラーの座を奪われる結果となりました。彼は体調を崩し、一時チームを離れざるを得なくなります。シーズン終了後には契約更新されず、引退を決意することとなりました。

引退とその後の活動



2008年3月28日、コンサドーレ札幌から正式に引退の発表がありました。その後は故郷の三重県四日市市でジンギスカン店を開業しながらも、地元の社会人サッカーチームでプレーを続けていました。2013年にはヴィアティン桑名（現ヴィアティン三重）に加入し、現役復帰を果たします。

2019年には再び現役引退することになり、翌年からはヴィアティン三重のフロントスタッフとして活動を開始しました。そして2021年6月にはコーチに就任し、若い選手たちの指導に力を注いでいます。

所属クラブの歴史




成績と指導者としての道



和波のプロキャリアの中で、初出場は1999年3月27日、初得点は同年11月27日と記録されています。選手としてだけでなく、引退後もサッカーに携わり続ける彼は、今もなおサッカー界に貢献し続けています。

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