和田圭市

和田 圭市（わだ けいいち）

和田圭市は、日本の俳優であり、多くの特撮番組に出演してきたことで知られています。1968年3月24日に岩手県で生まれ、本名は和田宣房です。身長175cm、69kgの体格を持ち、仲間の間では「ワンダ」または「ワンダー」と称されています。彼は太田プロダクションやクラカジャック191を経て、現在は合同会社ドリーヴスに所属しています。

来歴・人物

岩手県立盛岡第三高校を卒業した後、和田はまず大野剣友会に入会し、約10ヶ月間アクションを学びました。当初は無名の端役として映画に出演し、特撮ショーにも出演を果たしました。1991年にはホリプロタレントスカウトキャラバンに参加。1993年、特撮番組『五星戦隊ダイレンジャー』で主演のリュウレンジャー役に抜擢され、俳優としてのキャリアを本格的にスタートさせました。リュウレンジャーとしての演技で築いた評価は、その後の活動にも大きな影響を与えました。

和田は、ダイレンジャーのキャストとの絆を深め、中康治に師事し演技を磨きました。2003年春まで学び続け、特撮以外のジャンルにも挑戦するようになりました。『ダイレンジャー』の途中から、特撮以外のドラマや舞台、オリジナルビデオの世界にも進出し、活躍の場を広げています。

特撮番組での活躍

和田の特撮番組でのキャリアは多岐にわたります。1994年の『ブルースワット』や1995年の『重甲ビーファイター』、1998年の『ウルトラマンダイナ』などに出演し、リュウレンジャーとしての存在感を途切れさせることはありませんでした。特に『仮面ライダー龍騎』の榊原耕一役は彼の代表作の一つです。このように、和田は数々の特撮作品において重要な役を演じ、長年にわたってファンに支持されています。

2011年には、劇場版『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』で約17年ぶりにリュウレンジャー役に戻り、さらに『海賊戦隊ゴーカイジャー』にゲスト出演し、改めてその存在感を示しました。これにより、観客やファンは彼の過去の栄光を再発見し、世代を超えた繋がりを感じることとなりました。

また、2015年には戦隊ヒーローシリーズの俳優たちと共に「レジェンドヒーロー90's」というグループを結成し、歌手活動にも挑戦しています。最近では、ミュージカルやゲーム業界でも幅広くその才能を発揮しています。

個人生活と趣味

幼少期の和田は非常に内向的であり、学校の授業で朗読をする際には緊張から泣き出してしまったこともありました。高校時代には体操部に所属し、身体能力を高める訓練を積んでいました。父や親戚は教師という厳格な家庭環境の中で育ったため、自身も教師になりたいという漠然とした思いがありましたが、高校3年生のときに芸能界への志望を正し、家族との対立を経て上京しました。

和田の趣味はオートバイやドライブであり、アクションやアクロバット技術に長けています。これらの特技は、特撮や舞台での演技においても大いに活かされています。また、動きに表現を加えることで、キャラクターとしての説得力を高めています。

和田圭市は、特撮というジャンルを中心に幅広く活躍し、演技力やアクションで多くのファンに愛されている俳優です。彼の挑戦や成長は今後も目が離せない存在です。

もう一度検索