和田賢一

和田 賢一（わだ けんいち、1987年12月8日 - ）は、日本のライフセーバーであり、タレントとしても活動する人物です。

プロフィール

東京都に生まれ、血液型はB型。身長は170cm、体重70kg。

ライフセービングへの道

日本大学文理学部スポーツ学科に在籍していた大学時代、偶然触れたライフセービングという活動に強い感銘を受けました。特に、砂浜で行われる競技「ビーチフラッグス」に魅せられ、競技者としての道を進むことを決意します。「ライフセービングの活動を広く知らせること」、そして「ビーチフラッグスで世界一になること」という二つの明確な目標を掲げ、競技への挑戦を開始しました。

キャリアと海外での研鑽

国内での競技活動で実績を積み重ね、2012年には全日本種目別選手権で頂点に立ちます。その後、国内外の多数の大会に出場し、優れた成績を収めていきました。さらなる技術向上を目指し、ライフセービングの本場であるオーストラリアへ2013年に単身で渡り、修行に励みます。また、スプリント能力を高めるため、短距離走の強豪国ジャマイカにある「レーサーズトラッククラブ」に2014年に留学しました。2015年には、全日本選手権で2連覇を達成した勢いのまま、欧州の主要ビーチフラッグス大会であるEuro Beachflags tourにも初めて挑戦し、優勝。この年にもトレーニングのためスペインのバルセロナへ滞在するなど、常に世界のトップレベルを追求しています。

主な競技実績

和田賢一氏のビーチフラッグスを中心とした主な戦績は以下の通りです。

全日本ライフセービング選手権大会：
2014年、2015年、2016年にビーチフラッグス種目で3連覇を達成。
全日本種目別選手権：
2012年、2014年、2017年にビーチフラッグスで優勝。
2017年にはビーチスプリントで準優勝。
全豪選手権：
2014年に準優勝し、日本人男子選手としてこの大会での歴代最高位を記録。
2013年に8位、2016年に4位に入賞。
世界大会インタークラブ：
2014年に銀メダルを獲得し、日本人選手として初のメダリストとなる快挙。
2012年には7位に入賞。
クイーンズランド州大会（オーストラリア）：
2014年に優勝。これは日本人選手として20年ぶり、史上2人目の快挙。
ライフセービング国際大会SANYO CUP：
2017年、2018年にビーチフラッグスおよびビーチリレーでそれぞれ2連覇を達成。
その他：
フランスで開催されたアリーナレスキュー大会のビーチスプリント種目で準優勝（2014年）。
Euro Beachflags Tourの第3ラウンドで優勝（2015年）。

所属・学歴・スポンサー

式根島ライフセービングクラブに所属しています。学歴は日本大学文理学部スポーツ学科を卒業。活動はZAVAS、SWANS、リンドウ治療院、MoringaHealthCareなど、複数の企業からのサポートを受けています。

メディア出演と今後の展望

TBS系のバラエティ番組「ピラミッドダービー」や、フジテレビ系のドキュメンタリー番組「one hour sensee」など、テレビ番組への出演経験もあり、ライフセーバーとしての活動をメディアを通じて発信しています。

競技者として全豪選手権での優勝を目指す一方、ライフセービングという人命救助の活動の重要性を広めるための普及活動にも力を入れています。また、自身の経験や活動を通して「命の尊さ」を次世代に伝える「発信者」としての役割も期待されており、今後の多方面での活躍が注目されています。

もう一度検索