和義 (アルバム)

アルバム『和義』の詳細

斉藤和義の通算17枚目のスタジオアルバム『和義』（かずよし）は、2013年10月23日に発売されました。この作品は、彼のデビュー20周年を記念するものであり、オリジナルアルバムとしては前作『45 STONES』以来、約2年ぶりのリリースです。

アルバムの位置づけと発売日

『和義』は、通算16枚目のアルバム『斉藤』と同時発売となっており、彼のキャリアにおいて初めてオリジナルアルバムを2枚同時にリリースすることになりました。この同時発売については、2013年8月25日に兵庫県の公演中に斉藤本人が観客に発表し、その際にはアルバムタイトルは未定であることが告知されました。その後、9月1日の埼玉公演で正式にタイトルが発表されました。

コンセプトと制作

本作は2013年に入ってからレコーディングされた楽曲で構成されています。『斉藤』が多重録音を中心に制作されているのに対し、『和義』は彼のツアーメンバーや、長年の親友である音楽家たちとの共作が中心となっています。このように、親しいミュージシャンたちとのコラボレーションは、より深みのある音楽を生み出す要因となっています。

初回盤は1万セットの完全生産限定で、特製バブルヘッド人形が同梱された特別なパッケージで販売されました。また、先着購入特典として全4色のスペシャルポスターも用意され、多くのファンに喜ばれました。

収録曲の特徴

アルバムには以下のような楽曲が収録されています。特に印象的なものは、42ndシングルとなる「Always」で、こちらはPENTAX K-50のCMソングとしても知られています。また、この楽曲は『カーラジオ』という42ndシングルのカップリングとしてもリリースされています。

「恋のサングラス」は、The Birthdayのチバユウスケとの共作であり、彼がボーカルとエレクトリック・ギターで参加しています。二人での作業は、楽曲作りへの共通のアプローチから生まれたものだと、斉藤は述べています。彼らは2013年のツアーで共に活動しており、その経験が音楽制作に影響を与えています。

また、「Cheap&Deep」や「天使の猫」などの曲では、他のミュージシャンとのコラボレーションが光ります。特に「天使の猫」は、100sのベーシストである山口寛雄との共作で、斉藤の音楽スタイルをさらに広げる要素になっています。

まとめ

アルバム『和義』は、斉藤和義の集大成とも言える作品であり、彼の20年間のキャリアを反映したものとなっています。親しいミュージシャンとの共作が多数収録されており、ファンにとっても特別な意味を持つアルバムとなっています。これにより、彼の音楽の幅がさらに広がり、斉藤和義の新たな魅力を感じることができる作品となっています。

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