和音美桜

和音 美桜（かずね みおう）

和音美桜は1983年4月21日生まれの日本の女優・歌手です。彼女は元宝塚歌劇団宙組に所属した娘役であり、実力派の舞台俳優として広く知られています。大阪府大阪市出身で、甲南女子中学校を卒業しました。現在はレディバードに所属し、活躍を続けています。身長は160cmで、親しみを込めて「たっちん」とも呼ばれています。

来歴

1999年に宝塚音楽学校に入学し、2001年には87期生として宝塚歌劇団に入団しました。入団時の成績は8番であり、同年の宙組公演「ベルサイユのばら2001」で彼女は初舞台を踏み、その後も宙組に配属されました。歌唱力が高く評価された彼女は、2004年に外部出演した「ウエストサイドストーリー」でヒロインのマリアを演じ、注目を集めました。

2005年には「Le Petit Jardin」でバウホールにおける初のヒロインを務めて以降、彼女の舞台活動はますます広がり、2006年にはトップ娘役である陽月華の急遽休演に伴い、大劇場公演のヒロインを演じることとなりました。また、同年の「維新回天・竜馬伝!」では新人公演初ヒロインとしても活動しました。

2008年には、再び不測の事態が起こり、トップ娘役が休演することになり、彼女はその代役として「黎明の風」での大劇場公演ヒロインを務めました。このように彼女は、実力派娘役として多くの舞台で重要な役割を果たし続けましたが、同年の12月に「Paradise Prince／ダンシング・フォー・ユー」の東京公演をもって宝塚歌劇団を退団しました。

退団後は舞台やコンサートを中心に芸能活動を再開しました。彼女は2017年に俳優の吉原光夫と結婚し、2019年には第一子の出産を報告しています。

人物

実妹の琴音和葉も女優であり、宝塚OGという共通の経歴を持っています。姉妹揃って多彩な才能を持つ彼女たちは、芸能界においても注目を集めています。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

和音美桜の宝塚歌劇団時代の主な舞台作品には、次のようなものがあります:

• - 初舞台: 「ベルサイユのばら2001」
• - 宙組公演: 「ウエストサイドストーリー」、「Le Petit Jardin」、「維新回天・竜馬伝!」など
• - 新人公演: ペルシャ王子やアニエスなど

また、外部の舞台やイベントにも多数出演し、特に「ウエストサイドストーリー」でのマリア役は彼女の代表作となりました。宝塚歌劇団から退団後も、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や「三銃士」、「レディ・ベス」など、数多くの舞台に出演するなど、女優としてのキャリアを堅実に構築しています。

現在の活動

現在も和音美桜は多岐にわたる舞台やミュージカルに出演し続けており、特に彼女のファンテーヌ役は多くの観客に感動を与えています。彼女の演技力や歌唱力に裏打ちされたパフォーマンスは、観客の心をつかんで離しません。また、テレビドラマにも出演し、幅広いジャンルで活躍しています。彼女は常に新しい挑戦を続け、さらなる成長を見せています。

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