咲かせて!ちびロボ!

『咲かせて!ちびロボ!』

『咲かせて!ちびロボ!』（原題: Chibi-Robo!: Park Patrol）は、スキップによって開発され、任天堂から2007年6月2日に発売されたニンテンドーDS用のアクションアドベンチャーゲームです。本作は、前作『ちびロボ!』の続編であり、公園を花で満たすことがプレイヤーの目標となっています。

ゲームの目的と内容

『咲かせて!ちびロボ!』では、公園を整備することが主なテーマで、プレイヤーはさまざまなおもちゃたちと交流しながら目的を達成していきます。公園に植える花を育て、訪れたキャラクターたちと楽しむことが求められます。新たに導入された乗り物や特定の施設を利用することで、公園内での遊びの幅が広がります。

登場キャラクター

物語には多種多様なキャラクターが登場します。

• - ちびロボ: シリーズの主人公で、新型「花咲かちびロボ」として登場。水やりを行い、花の近くでダンスをすることで花を成長させる能力を持っています。複数のカセットを使うことで能力を拡張できます。
• - トンペー: ちびロボのマネージャーロボットで、ちびロボハウスに接続されていますが、少々頼りない存在です。
• - リバティ: 邪魔をされずに自由を求める紳士のマリオネットで、名前の通り「自由」を象徴しています。
• - フラリダ: ものづくりの夢を持つ兵隊の人形で、前作にも登場したキャラクターです。
• - ペンとギン: 炭酸飲料「ペンギンソーダ」のマスコットキャラクターで、サーフィンを楽しむ双子です。
• - シェイク: モンキーバーガーのマスコットで、元気なダンサー猿です。
• - マッチナ: 自動車のおもちゃで、恋を追いかけつつダイエットに奮闘しています。
• - ポプラー: 樹木を模したプラスチック製のおもちゃで、世話好きな性格ながら本物の木に成長したいと願っています。
• - バイソン: 地元アメフトチームのマスコットで、「まだまだ現役だぜ」と口にする大柄なキャラクターです。
• - クロとデカクロ: 謎の生き物たちで、花を黒くしてしまう能力を持っています。特にデカクロは触れるだけで花を変えられる存在です。ダークシーゼンは彼らのリーダーで、ダークヒーローのような姿をしています。

開発背景と受容

本作は、スキップの創設者・西健一が退社した後に初めて発表されたゲームとなります。開発には多くの紆余曲折があり、数々の企画案が却下された末に本作の構想が練られました。最終的には任天堂の田邊賢輔プロデューサーが「原っぱ」という新しいテーマを提供し、ゲームのシステムが変化したのもこのためです。

さらに、本作のアメリカでの発売に際しては、環境問題に関連したキャンペーンが行われました。このキャンペーンでは、購入者に対して苗木をプレゼントする企画もあり、プレイヤーに環境意識を促す取り組みがなされました。

総括

『咲かせて!ちびロボ!』は、楽しいキャラクターたちと共に環境保護をテーマにした魅力的なゲームです。プレイヤーは公園を花で満たすという目標を持ち、おもちゃたちとの交流を楽しみながら、アクションアドベンチャーを体験できます。

もう一度検索