ムックの『哀愁のアンティーク』は、
2012年8月22日に
デンジャークルー・レコードからリリースされた
アルバムです。この作品は、ムックがインディーズ時代に発表した貴重な楽曲群を再構築したもので、ファンにとっては特別な意味を持つ一枚となっています。
具体的には、デモテープ『愁歌』、ミニ
アルバム『アンティーク』、『哀愁』という、初期のムックを代表する作品に収録されていた楽曲が、リマスタリングという形で新たな命を吹き込まれました。さらに、ボーナストラックとして「アカ」のデモ音源バージョンが収録されている点も、見逃せないポイントです。
この
アルバムは、一般発売に先駆けて、
2012年6月9日に幕張メッセで開催された「15th Anniversary Live
MUCC vs ムック vs
MUCC」の会場で先行販売されました。ライブ会場での先行販売という形からも、この
アルバムに対する特別な期待が伺えます。
収録曲は以下の通りです(編曲はすべてミヤが担当)。
1. 赤い音(作詞・作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『アンティーク』収録曲。
2. アカ(作詞・作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『アンティーク』収録曲。
3. オルゴォル(作詞・作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『アンティーク』収録曲。
4. 翼を下さい(作詞: TATTOO / 作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『哀愁』収録曲。
5. 4月のレンゲ草(作詞:
逹瑯 / 作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『アンティーク』収録曲。
6. 焼け跡(作詞・作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『アンティーク』収録曲。
7. 花(作詞・作曲: ミヤ)
8. 狂想曲(作詞: TATTOO / 作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『哀愁』収録曲。
9. ワルツ(作詞: TATTOO / 作曲: ミヤ)
デモテープ『愁歌』収録曲。初期ベーシストHIROが参加している貴重な楽曲。
10. あやとり(作詞・作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『哀愁』収録曲。
11. 九日(作詞:
逹瑯 / 作曲:
逹瑯、ミヤ)
ミニ
アルバム『アンティーク』収録曲。犬神サアカス團の犬神凶子がゲストボーカルとして参加。
12. ジレンマ(作詞・作曲: ミヤ)
ミニ
アルバム『哀愁』収録曲。
13. ロバートのテーマ(作詞: ロバート)
ミニ
アルバム『哀愁』収録曲。
ボーナストラック
14. 九日-四畳半ver.-(作詞:
逹瑯 / 作曲:
逹瑯、ミヤ)
15. アカ-DEMO ver.-(作詞・作曲: ミヤ)
16. 狂想曲 -カンフーver.-(隠しトラック)
『哀愁のアンティーク』は、ムックのインディーズ時代の楽曲を網羅的に収録した、まさにアーカイブ的な作品と言えるでしょう。初期の楽曲がリマスタリングによってどのように生まれ変わったのか、そして、その後のムックの音楽性の進化をどのように予感させていたのか。この
アルバムを通して、ムックの歴史と魅力を再発見することができます。