品川区議会

品川区議会について

品川区議会は、東京都品川区の地方議会であり、区民の代表として選出された議員によって構成されています。区の意思決定機関として、区の予算や条例などを審議・決定し、区民生活に密接に関わる重要な役割を担っています。

概要

定数

品川区議会の議員定数は40名です。

選挙制度

選挙区は区全体を1つとする大選挙区制で、単記非移譲式が採用されています。これにより、有権者は1人の候補者に投票します。

議長・副議長

現在の議長は渡辺ゆういち議員（品川区議会自民党）、副議長はあくつ広王議員（品川区議会公明党）が務めています。

会派

各議員は、特定の政治的立場や政策を共有するグループである会派に所属しています。

委員会

議会には、常任委員会と特別委員会が設置されており、それぞれの分野における専門的な審議が行われています。

常任委員会

総務委員会（定数8人）：区の行政全般に関する事項を審議します。
区民委員会（定数8人）：区民生活や地域社会に関する事項を審議します。
厚生委員会（定数8人）：保健・医療・福祉に関する事項を審議します。
建設委員会（定数8人）：都市計画や道路、公園などの建設に関する事項を審議します。
文教委員会（定数7人）：教育や文化に関する事項を審議します。
議会運営委員会（定数13人）：議会の運営に関する事項を審議します。

特別委員会

特定の課題に対応するため、必要に応じて設置される委員会です。

行財政改革特別委員会（定数13人）：区の行財政改革に関する事項を審議します。
災害・環境対策特別委員会（定数13人）：災害対策や環境問題に関する事項を審議します。
予算委員会（定数39人）：区の予算に関する事項を審議します。
決算委員会（定数37人）：区の決算に関する事項を審議します。

議員報酬等

議員には、月額の議員報酬と年2回の期末手当が支給されます。詳細な金額については、品川区議会の公式サイトなどで確認できます。

選挙

品川区議会議員選挙は、区民の代表を選ぶ重要な機会です。

その他

羽田空港新飛行ルート問題

2020年11月、羽田空港の新飛行ルートに対して住民投票を求める署名が区に提出されましたが、区議会はこれを否決しました。区議会は、すでに新ルートを容認しない旨を決議していたため、住民投票の必要はないと判断しました。

議員の不祥事

2023年12月、中塚亮区議がわいせつな言動を繰り返したとして日本共産党から除籍されました。その後、区議会は中塚議員に対する辞職勧告決議を可決しました。

ジェンダー平等条例

2024年3月、品川区議会は「ジェンダー平等」の社会を目指す条例を可決しました。都内で「ジェンダー平等」という言葉を入れた条例はこれが初となります。

議員呼称の変更

2024年4月、区議会を傍聴した区内小学生の意見を受け、議員を指名する際の呼称を「〇〇君」から「〇〇議員」に変更しました。これにより、議員への敬意が払われるとともに、子供たちへの教育的な配慮もなされています。

関連情報

関連項目

東京都議会
品川区役所

外部リンク

* 品川区議会公式サイトのURL'>品川区議会 - 公式サイト

この解説が、品川区議会への理解を深める一助となれば幸いです。

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