唐津市立肥前中学校

唐津市立肥前中学校

唐津市立肥前中学校は、日本の佐賀県唐津市肥前町入野にある公立中学校です。この学校は1947年に設立された新制中学校で、1954年には現在の校名に改名されました。2022年には創立75周年を迎え、多くの地域住民に愛されてきた歴史があります。

学校の歴史

創立から1950年代

1947年4月1日に行われた学制改革により、入野国民学校が改組され、新たに「入野村立入野中学校」として新設されました。初代校長には井上亀蔵が就任しました。中学校では、初めの頃から10の学級が設けられ、校舎は仮設で運営されていました。1948年には校地整備が進められ、木造校舎の建設が始まりました。1950年には新校舎が完成し、最初のほど仮校舎で行っていたクラスもすべて新しい校舎へと移転しました。

1950年代後半から1980年代

1954年には町制施行に伴い、「肥前町立肥前中学校」と改名され、ますます地域に根ざした存在となりました。その後、学校は設備の拡充を図り、1957年に校歌が制定され、1962年には新たに鉄筋コンクリート造の教室が完成しました。1978年からは完全給食がスタートし、学生生活がより充実したものとなるように配慮されています。

再整備と近年の発展

1990年代に入ると、学校は更なる発展を目指し、さまざまな施設が整備されました。特に1996年には特別教室の改修工事が完了し、技術と美術においても教育の質が向上しました。2005年に肥前町が唐津市に編入され、現在の名称に変更されました。2014年には校舎の大規模な改造工事が始まり、さらなる教育環境の充実が図られています。

校章と校歌

肥前中学校の校章は、中央に「肥前」の文字を縦書きで掲げており、学校の独自性と誇りを表面しています。校歌は1957年に制定され、作詞は中島哀浪、作曲は真島豹吉によって作られました。この校歌には3番まであり、最後の番には「肥前中学」という名前が歌詞に登場します。

通学区域とアクセス

唐津市立肥前中学校の通学区域は、唐津市肥前町の全域にわたっています。校区の小学校は唐津市立肥前小学校であり、生徒たちはこの小学校から進学してきます。また、最寄りの交通機関には、昭和自動車の「肥前中学校前」バス停があります。周辺には肥前町総合運動場や肥前文化会館、さらにいくつかの商業施設も点在し、地域の中心として機能しています。

まとめ

唐津市立肥前中学校は、地域に根付いた歴史と伝統を有しながら、進化を続ける公立中学校です。生徒たちはここで学び、さまざまな経験を通じて成長していきます。今後も地域の教育の中心として、多くの生徒に学びの場を提供し続けることでしょう。

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