啓明大学校

啓明大学校について

啓明大学校（ケミョンだいがっこう、계명대학교、Keimyung University）は、大韓民国の大邱広域市達西区に本部を置く私立総合大学です。略称は啓大（ケデ、계대）またはKMUとして知られています。1899年に済衆院として設立されて以来、数々の変遷を経て、現在では総合大学として多様な学部・大学院を擁しています。

歴史

啓明大学校の歴史は、1899年に設立された済衆院に遡ります。その後、1911年に東山基督病院と改称されました。大学としての設立は1954年で、4年制高等教育機関である啓明基督学館が開館しました。その後、1955年に啓明基督学校、1956年には啓明基督大学と改称され、1965年に現在の啓明大学に改称されました。1978年には総合大学に昇格し、啓明大学校と名称を変更しました。1980年には医科大学の設置が認可され、東山基督病院が啓明大学校医科大学付属東山病院として開院しました。

学部と大学院

啓明大学校は、人文国際学、師範、経営、社会科学、自然科学、工科、医科、看護、音楽公演芸術、美術、体育など幅広い分野の学部を擁しています。また、Keimyung Adams CollegeやTabula Rasa Collegeといった特色あるカレッジも設置されています。さらに、一般大学院、教育大学院、経営大学院、連合神学大学院、芸術大学院、スポーツ産業大学院、幼児教育大学院、融合工学大学院、政策大学院、グローバル創業大学院など、多様な専門分野をカバーする大学院も設置されています。

付属病院（東山医療院）

啓明大学校は、東山医療院という強力な医療ネットワークを有しています。大邱広域市達西区にある啓明大学校東山病院を始め、大邱広域市中区には啓明大学校大邱東山病院、慶尚北道慶州市には啓明大学校慶州東山病院と啓明大学校慶州東山療養病院がそれぞれ設置されています。これらの病院は地域医療に貢献しており、医科大学との連携を通じて医療分野の発展を支えています。

日本の交流協定校

啓明大学校は、国際交流にも力を入れており、特に日本とは数多くの大学と交流協定を結んでいます。筑波大学、滋賀大学、島根大学、琉球大学、梅光学院大学、文化学園大学、福岡大学、福岡工業大学、学習院大学、広島修道大学、関西外国語大学、関東学院大学、名桜大学、桃山学院大学、青山学院大学、長崎外国語大学、お茶の水女子大学、聖学院大学などがその一例です。

その他

大学の最寄駅として、大邱交通公社2号線の啓明大駅があります。これにより、学生や教職員のアクセスが容易になっています。

啓明大学校は、長い歴史の中で培われた教育理念と、現代社会のニーズに応える多様な学部・大学院を有し、国際的な交流も積極的に行っている、韓国を代表する私立大学の一つです。

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