喧嘩の花道

『喧嘩の花道』シリーズについて

『喧嘩の花道』は、1996年から順次リリースされたオリジナルビデオシリーズで、主演はやべきょうすけです。この作品は、ケイエスエスによって制作され、シリーズの全5作が初めて公開されました。その後、2013年には新たなシリーズがオールインエンタテインメントからリリースされ、監督や主演が引き継がれました。

この作品は、スポーツジャーナリストの二宮清純による同名ノンフィクションを原作にしており、実在のボクサー前田日明や俳優赤井英和の高校時代のエピソードを基にしています。第1作目は、三池崇史が監督し、NAKA雅MURAが脚本を担当、山本英夫が撮影を担当したことも話題となりました。彼らはこの作品以降も共に作品を手掛けることになります。

第2作目以降は石川均が監督を務め、各作品は異なるストーリーを展開しています。当初のVHS版では、全作品に「大阪最強伝説」というタイトルが付いていましたが、DVD化された際には第1作目だけがその冠を残すこととなったことも注目されます。新シリーズの舞台は横浜に設定されており、そのためタイトルに冠は付けられていません。

このシリーズは、主演のやべきょうすけを見てファンになった漫画家の高橋ヒロシとの交流を生むきっかけともなりました。そして、このつながりが後に映画『クローズZERO』の制作につながったとも言われています。

あらすじ

シリーズの第1作目では、大阪を舞台にして、喧嘩が非常に強いと噂される高校生、玉井カズヨシと浜田タケシの物語が描かれています。カズヨシは浪花西高校に通い、タケシは天南高の生徒です。彼らそれぞれが自分の高校生グループを率いており、間での衝突が繰り返されます。

彼らはいつか直接ぶつかり合う運命にあるかのように思われますが、運命の皮肉か、実際には彼らは直接対決することなくすれ違うことに。カズヨシはのちに日本バンタム級チャンピオン、タケシはプロレス界へ進出し「格闘王」と呼ばれる存在になります。最終的に彼らの異種格闘技戦がリングの上で実現するところで物語がクライマックスを迎えます。

登場人物

• - 玉井カズヨシ（演 - やべきょうすけ）: 彼のキャラクターは赤井英和をモデルにしています。
• - 浜田タケシ（演 - 北村一輝）: 前田日明に基づいてキャラクター化された高校生です。
• - 空手家の倉田（演 - 酒井りゅうのすけ）: 初めはタケシに道場破りされるがその後、教える立場に。

ソフト

本シリーズは、以下のタイトルでリリースされました。

• - 1996年9月27日: 大阪最強伝説 喧嘩の花道（VHS）
• - 1997年4月25日: 大阪最強伝説 喧嘩の花道2（VHS）
• - 1997年8月2日: 大阪最強伝説 喧嘩の花道3（VHS）
• - 1998年3月27日: 最強鉄腕伝説 喧嘩の花道4（VHS）
• - 1998年8月1日: 大阪最強伝説 喧嘩の花道5（VHS）
• - 2013年6月25日: 新・喧嘩の花道（DVD）
• - 2013年7月19日: 新・喧嘩の花道 完結編（DVD）

このシリーズは、喧嘩や格闘技をテーマにしていて、視聴者に強い印象を残す作品として親しまれています。

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