四宮久吉

四宮久吉（しのみや ひさきち）

プロフィール

四宮久吉は、1895年9月8日に徳島県石井町で生まれ、1980年11月10日に生涯を閉じました。日本の政治家、そして弁護士として、その名を歴史に刻んでいます。位階は従四位、勲等は勲二等です。

生い立ちと初期のキャリア

四宮久吉は、医師の書生として働きながら明治大学を卒業後、弁護士の道を歩み始めました。この経験は、彼の後の政治家としての活動に大きな影響を与えたと考えられます。

政治家としての歩み

四宮久吉は、地方政治から国政へと活躍の場を広げていきました。まず、東京府会議員を3期、東京都議会議員を5期（文京区選出）務め、東京都議会議長、さらには全国都道府県議会議長会会長を歴任するなど、地方政治において重要な役割を果たしました。

その後、鳩山一郎の後見を得て、衆議院議員に転身。文京区から第30回衆議院議員総選挙に出馬し、当選を果たしました。続く第31回選挙でも当選し、合計6年間、国政に携わりました。

国政での貢献

衆議院議員として、四宮久吉は様々な分野でその手腕を発揮しました。特に、青色申告制度の推進や戦後帰還事業に尽力し、多くの人々の生活を支えました。また、競艇事業の推進にも積極的に取り組みました。

中曽根康弘氏が最初に結成した派閥のメンバーとしても名を連ね、政治の世界で重要な役割を果たしました。その後、深谷隆司氏に議席を譲り、政界を引退しました。

受章

1970年、長年の功績が認められ、勲二等瑞宝章を受章しました。これは、彼の政治家としての多大な貢献を称えるものです。

まとめ

四宮久吉は、弁護士としての知識と経験を活かし、地方政治から国政まで幅広く活躍した政治家でした。青色申告制度や戦後帰還事業の推進に尽力し、多くの人々の生活を向上させた功績は、今日でも高く評価されています。その政治的業績と人格は、後世に語り継がれるべきでしょう。

参考資料

深谷隆司ブログ
政治家人名辞典
都道府県議会議長会ホームページ
千駄木庵日乗七月七日＜四宮政治文化研究所ブログ＞
* 自省録 No.18 第二章　人物月旦・戦後日本の政治家たち⑨

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