四日市市消防本部

四日市市消防本部

四日市市消防本部は、三重県四日市市の消防事務を担う組織です。三重郡の朝日町と川越町からも消防事務を受託しており、地域防災の中核として活動しています。緊急消防援助隊の三重県隊代表消防本部であり、災害発生時には県内だけでなく全国規模での活動も展開しています。

沿革

四日市市消防本部は、1949年に開設されて以来、地域の発展とともに組織を拡充してきました。

1949年3月29日：四日市市消防本部を開設。
1951年6月20日：富田出張所を開設。
1954年5月8日：四日市消防署を開設。港出張所・富田出張所を傘下に置く。
1959年2月24日：消防本部・消防署庁舎を新築移転。
1960年12月15日：救急業務を開始。
1961年5月1日：富田出張所を北出張所に改称。
1962年1月20日：南出張所を開設。
1964年10月1日：北出張所が北消防署に、南出張所が南消防署に昇格。四日市消防署を中消防署に改称。
1965年10月1日：桜分遣所・保々分遣所を開設。
1970年4月1日：港出張所が港分署に昇格。
1975年10月1日：小山田分遣所を開設。
1988年3月31日：桜分遣所を廃止。
1988年4月1日：西分署を開設。
1993年3月1日：楠町・朝日町・川越町の消防事務を受託し業務を開始。朝日川越分署を開設。
2000年10月1日：北西救急分駐所を開設。保々分遣所を廃止。
2002年3月31日：小山田分遣所を廃止。
2002年10月1日：西南救急分駐所を開設。
2007年4月1日：四日市市消防本部・桑名市消防本部が消防司令センターの共同運用を開始。
2008年4月1日：中消防署に高度救助隊を設置。
2008年11月10日：中央分署を開設。
2010年4月1日：北消防署北西救急分駐所と南消防署西南救急分駐所が、消防車配備により出張所に格上げ。
2011年3月11日：東日本大震災発生。緊急消防援助隊の三重県隊として千葉県及び宮城県に災害派遣。
2011年4月28日：全国初のエネルギー・産業基盤災害即応部隊（ドラゴンハイパー・コマンドユニット）が中消防署中央分署に創設。
2016年4月1日：中消防署中央分署内に「三重北消防指令センター」を設置。桑名市消防本部、菰野町消防本部との共同運用を開始。
2017年4月1日：南消防署に南部分署を開設。
2018年4月1日：北消防署に北部分署を開設。

組織

消防本部は、総務課、消防救急課、予防保安課、情報指令課、防災教育センターなどの подразделенияから構成されています。各消防署と連携し、地域住民の安全を守るための活動を行っています。

主力機械

2023年4月1日現在、91台の消防車両を保有しています。

はしご消防自動車：2台
はしご機能付高所放水車：1台
大型化学高所放水車：1台
化学消防自動車：2台
水槽付消防ポンプ自動車：9台
消防ポンプ自動車：8台
小型動力消防ポンプ付き水槽車：1台
13mブーム付多目的消防ポンプ自動車：1台
大容量送水ポンプ車：1台
大型放水砲車：1台
泡原液搬送車：2台
救助工作車：3台
救急自動車：14台
指揮車：5台
支援車：1台
火災原因調査車：1台
水難救助車：1台
人員輸送車：1台
軽救命消防車：3台
防災指導車：2台
資機材搬送車：5台
重機・重機搬送車：各1台
立入検査車：1台
広報車：16台
軽四トラック：5台
乗用車：1台
地震体験車：1台
その他：1台

緊急消防援助隊

四日市市消防本部は、緊急消防援助隊の三重県隊として、大規模災害発生時には県内外への応援活動を行います。特に、県内初の高度救助隊や全国初のエネルギー・産業基盤災害即応部隊を有しており、特殊災害への対応能力も備えています。

指揮隊：1隊
消火部隊：3隊
救助部隊：1隊（高度救助隊）
救急部隊：2隊
後方支援部隊：1隊
特殊災害部隊：4隊
合計：12隊

東日本大震災での活動

東日本大震災発生時には、緊急消防援助隊の一員として被災地へ出動。コンビナート火災の消火や人命救助活動に従事しました。

国際消防救助隊

[国際消防救助隊]にも隊員が登録されており、国際的な災害支援にも対応できる体制を整えています。

参考文献

令和5年消防年報（四日市市消防本部）

外部リンク

* 四日市市消防本部

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