『
囲碁の時間』は、NHK教育テレビ(現Eテレ)で、長年にわたり日曜日に放送されていた
囲碁専門番組です。
2012年3月をもって番組としての放送は終了しましたが、
囲碁ファンに親しまれていました。
番組は主に二部構成となっており、それぞれ異なる魅力がありました。
構成
第1部:囲碁講座
現役棋士や女流棋士が講師を務め、囲碁の基礎から応用まで、様々なテーマで講座が展開されました。女流棋士やタレントが聞き手として参加し、初心者にも分かりやすいように工夫されていました。講座は、1993年までは毎年4月から翌年3月までが一つのタームでしたが、1994年以降は4月から9月(前期)と10月から翌年3月(後期)の二期制となりました。2007年上期には、講師と聞き手がペアを組んで講座を行う形式も試みられました。また、2010年には、囲碁講座が木曜日に再放送されることもありました。
第2部:NHK杯テレビ囲碁トーナメント大会
トップ棋士たちが対局を繰り広げる、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。白熱した対局の模様は、多くの
囲碁ファンを魅了しました。
2010年度までは、第1部が12:00 - 12:20、第2部が12:20 - 14:00の放送時間でしたが、2011年度には、新たに「
囲碁・将棋フォーカス」が放送されるようになったため、
囲碁講座の内容が一部変更となり、放送時間も短縮されました。
2012年4月からは、「
囲碁・将棋フォーカス」内で
囲碁情報と
囲碁講座を統合した「
囲碁フォーカス」が放送されるとともに、「NHK杯テレビ
囲碁トーナメント」が独立番組として放送されるようになりました。
新春お好み囲碁対局
毎年正月三が日のうち一日には、特別企画として「新春お好み
囲碁対局」が放送されました。若手棋士とベテラン棋士の対決や、
囲碁愛好家の著名人を迎えてのプロアマ戦など、普段とは異なる形式の対局が楽しまれました。
関連番組
NHK杯テレビ囲碁トーナメント
将棋の時間
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NHK杯テレビ将棋トーナメント
『
囲碁の時間』は、長年にわたり
囲碁の普及に貢献した番組として、その役割を終えました。しかし、その精神は、後継番組である「
囲碁フォーカス」や「NHK杯テレビ
囲碁トーナメント」に引き継がれています。