国史編纂委員会

国史編纂委員会（こくしへんさんいいんかい）

国史編纂委員会は、朝鮮の歴史を専門的に研究するために設立された、大韓民国の重要な国家機関です。その活動は、史料の収集・保存から研究・編纂、そして一般への普及にまで及び、韓国史研究の中核を担っています。

歴史

国史編纂委員会の起源は、1946年3月に申奭鎬（シン・ソクホ）らが中心となり、朝鮮史編修会の資料を引き継いで景福宮緝敬堂（キョンボックン・チプギョンダン）に設置された「国史館」に遡ります。その後、1949年7月に組織改編が行われ、国史館は教育部の傘下機関である「国史編纂委員会」として新たに発足しました。

業務内容

国史編纂委員会は、多岐にわたる業務を通じて韓国史研究を推進しています。

史料の調査・収集・保存: 国内外に散在する歴史資料を調査し、収集・保存するための長期的な計画を策定・実行します。
韓国史の研究・編纂・研修・普及: 韓国史に関する研究、編纂、研修、そしてその成果を広く一般に普及させるための計画を立案・実施します。
専門人材の育成: 韓国史研究および史料管理の専門家を育成するための研修プログラムなどを実施します。
韓国史の情報化: 韓国史に関する情報をデジタル化し、よりアクセスしやすくするための長期的な計画を策定・実行します。
関係機関との連携: 韓国史および史料に関連する機関との協力体制を構築し、連携を深めます。
重要史料の管理: 国家的に重要な歴史資料の所有者や管理者に対し、資料の閲覧・複製を要請したり、資料の保存・管理・編纂などを行います。
その他: 上記以外にも、史料の調査・収集・保存・編纂、韓国史研究・編纂・研修・普及など、韓国史研究を推進するために必要な様々な業務を行います。

組織

国史編纂委員会は、委員長（次官級）1名と常任委員2名を含む15名以上20名以内の委員で構成されています。委員は大統領が任命し、任期は3年です。

下部組織

総務課
編史部
編史企画室
史料調査室
研究編纂室
資料情報室

アクセス

住所: 京畿道果川市教育元老86 (경기도 과천시 교육원로 86)
電話: 02-500-8282
最寄駅: 首都圏電鉄4号線 政府果川庁舎駅6番出口から徒歩20分

外部リンク

* 公式ホームページ（韓国語）

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