国家人民党 (インド)

国家人民党（National People's Party）

国家人民党（NPP）はインド北東部のメーガーラヤ州を基盤とする政党であり、2013年1月にP.A.サングマによって設立されました。NPPは、2019年には全国政党として公式に認定されました。元国民会議党のサングマは、所属していた党から除名され、全国的な政党の設立を決意しました。

設立の背景

2013年にP.A.サングマは、インド人民党（BJP）が主導する国民民主同盟との提携を発表し、新たに設立した国家人民党を通じて政治活動を続けることを決めました。サングマは国会議員として9回の任期を満了し、2012年の大統領選挙を辞退する党の決定を受け入れず、除名されてから直ちに新党の発表に至りました。

初期の活動

NPPは2013年2月のメーガーラヤ州議会選挙に参加し、60議席中2議席を獲得しました。同年12月には、元BJP党員であったキロディ・ラル・ミーナの指導の下、ラジャスタン州議会において4議席を獲得しました。2014年にはインド下院総選挙においてトゥーラからも議席を得ることに成功し、サングマは再度国会議員となりました。

議席獲得とその後

2015年、選挙管理委員会はNPPに対して特異な措置を取る事態となり、党は活動停止処分を受けましたが、その後も党は存続を果たし、同年9月には6つの政党と共にSocialist Secular Morchaを結成しました。この連盟はビハール州議会選挙にも参加しました。

2016年、インド人民党がアッサム州で初めて政権を樹立した際には、NEDA（北東民主同盟）との連携を強化し、NPPもこの同盟に参加しました。この同盟は北東部各州の首相も加盟しており、地域の政治において重要な役割を果たしました。

議会選挙での躍進

2017年にはマニプル州議会選挙において9名の候補者を立て、4議席を確保しました。2018年のメーガーラヤ州議会選挙では、与党のインド国民会議が単独で最大政党になる中でも19議席を獲得し、コンラッド・サングマが首相に就任しました。これにより、NPPのメンバーがインドの州を率いることになったのは初の試みでした。

その他の活動

同年のナガランド州議会選挙では、25名を候補に立てて2議席を獲得しました。さらに、2019年のアルナーチャル・プラデーシュ州議会選挙では30名を立て、5名が当選しました。2019年のインド下院総選挙では、アガサ・サングマが議席を確保し、政党の地位を強化しました。

2020年からはWanweiroy Kharlukhiがインド上院議員を務めています。2022年のマニプル州議会選挙では60議席中7議席を獲得し、2023年のメーガーラヤ州議会選挙では26議席、ナガランド州議会では5議席を確保しました。これらの成果は、国家人民党の立場を確固たるものにしており、今後の選挙活動においても注目されることが期待されています。

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