国東市立志成学園

国東市立志成学園について

国東市立志成学園（くにさきしりつ しせいがくえん）は、大分県国東市武蔵町に位置する公立の義務教育学校です。この学校は、地域における少子化と過疎化といった教育環境の課題に対処し、特に中学校への進学時に生じの「中1ギャップ」を解消することを目的に設立されました。そのため、志成学園は生徒一人ひとりの学びや成長に合う環境を提供することを大切にしています。

学校の概要

志成学園は、大分県内で2校目の義務教育学校として、武蔵町の児童生徒に新たな教育の場を提供しています。学校では、受け持ち学年の枠を超えた学びを提供するために、独自の「4・3・2制」を採用しています。この教育制度は、各学年が特定の教育課程に従い、段階的に学んでいく方式で、子どもたちの学びの流れをスムーズにしています。

沿革

志成学園の歩みは、2019年（令和元年）の校舎起工式に始まります。建設過程を経て、2020年4月には武蔵中学校および武蔵東・武蔵西の2つの小学校が統合され、正式に開校しました。最初の段階では、小学1年生から4年生は武蔵東小学校の校舎で、5年生から9年生は武蔵中学校の校舎で授業が行われました。その後、7月に新校舎が完成し、8月25日に全校児童生徒が揃って始業式を行い、新たな学びの一歩を踏み出しました。さらに、8月28日には開校記念式典が盛大に行われ、地域とともにそのスタートを祝いました。

2021年には、初めての卒業式が3月5日に挙行され、その後も修了式や離任式といった重要な行事が続きました。これにより、地域の教育において確固たる基盤を築いていくこととなりました。

通学区域とアクセス

志成学園の通学区域には、池の内、内田、古市、糸原、小城、三井寺、志和利、成吉、手野、吉広、麻田、狭間、丸小野などの地区が含まれています。通学に便利な交通手段として、国東観光バスの丸小野線があり、「武蔵中学校前」バス停から約5分の距離に所在しています。

周辺環境

校舎の近くには大分県道35号三重弥生線や武蔵川が流れ、自然豊かな環境が広がっています。地域との連携を強化しながら、地域社会の一員として子どもたちを育んでいくために、志成学園は地道に活動を続けています。

まとめ

国東市立志成学園は、地域の教育課題に応えるために設立された義務教育学校です。新しい教育課程と地域との連携を通じて、子どもたちが健やかに成長できる場を提供し続けることで、未来を担う人材の育成に貢献していきます。

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