国立台湾美術館

国立台湾美術館（NTMoFA）は、台湾の台中市西区に位置する、アジアでも有数の規模を誇る美術館です。

歴史

1988年に「台湾省立美術館」として開館しましたが、台湾省の機能凍結に伴い、1999年に現在の「国立台湾美術館」へと改称されました。この美術館は、台湾の美術界における重要な拠点としての役割を担っています。

特徴

美術館は、過度な装飾を排したシンプルな外観が特徴で、地下1階、地上3階の構造です。館内には、国内外の様々な美術品が展示されており、特に3階は2017年の改装でバリアフリー化が進み、手話映像による解説や車椅子でも鑑賞しやすいスペースが設けられています。また、絵本センターや紅茶専門店「ローズハウス」も併設されており、美術鑑賞以外の楽しみ方も提供しています。

コレクション

コレクションは、明代や清代の作品をはじめ、台湾、アジア諸国、そして世界の近代美術・現代美術に焦点を当てています。特にデジタルアートにも力を入れており、専門館「数位芸術方舟digital-ark」では、先端技術を駆使した作品に触れることができます。また、中華民国国宝である林玉山の水墨画「蓮池」や、重要古物である陳澄波の油彩画「嘉義遊園地」、黄土水のレリーフ「水牛群像」など、台湾美術史において重要な作品も所蔵しています。

周辺環境

美術館周辺には、国立自然科学博物館まで続く「草悟道」という美しい並木道があり、散策を楽しむことができます。また、近隣には台中市立文化局や科学博物館などもあり、文化的な施設が集まっています。

利用案内

企画展以外は常設展は無料で観覧できます。開館時間は、火曜日から金曜日が午前9時から午後5時まで、土曜日と日曜日は午前9時から午後6時までとなっています。休館日は毎週月曜日、大晦日、春節の初日です。

アクセス

住所は、40359 台湾 西区台中 西區五權西路一段2號です。

公式情報

美術館の最新情報や詳細は、以下の公式ウェブサイトやSNSで確認できます。

公式ウェブサイト（中国語）（英語）
Facebook: 国立台湾美術館 (ntmofa)
YouTubeチャンネル: 国立台湾美術館
Instagram: @ntmofa

国立台湾美術館は、美術愛好家だけでなく、幅広い層が楽しめる文化施設です。台湾の美術に触れる貴重な機会として、ぜひ訪れてみてください。

もう一度検索