国立小樽海上技術短期大学校

国立小樽海上技術短期大学校について

国立小樽海上技術短期大学校（こくりつおたるかいじょうぎじゅつたんきだいがっこう）は、北海道小樽市に所在する航海士の教育機関です。この学校は、独立行政法人海技教育機構のもとで管理されており、航海士の育成に特化したカリキュラムを提供しています。

概要

当校は2021年に設立されました。それ以前には、国立小樽海上技術学校という教育機関が存在していました。この学校は長年にわたって航海士と機関士の教育を行っていましたが、老朽化した校舎の問題が浮上したため、廃校の検討が進められました。しかし、地元の強い要望を受け、学校は航海士の専門教育機関として短期大学に転換されることとなりました。これにより、航海士の養成に更に特化した教育が可能となりました。

沿革

• - 2021年: 国立小樽海上技術短期大学校が開校。
• - 2022年: 新たなキャンパスとして、北海道小樽市緑3丁目4番1号に移転。

基礎データ

• - 所在地: 〒047-0034 北海道小樽市緑3丁目4番1号（以前は北海道小樽商業高等学校の施設があった場所。旧住所は北海道小樽市桜3丁目21番1号でした。）
• - 取得できる資格: 四級海技士（航海）など、航海に関する各種資格の取得が可能です。この資格取得には、筆記試験や免許講習の一部免除等の要件があります。また、口述試験や身体検査にも合格する必要があり、口述試験対策の特別指導も行われています。

カリキュラム

国立小樽海上技術短期大学校の航海士課程には、以下の科目があります。

必修科目

1. 航海（航法・航海計器）
2. 運用
3. 海事法規
4. 海洋気象
5. 機関概要
6. 情報技術
7. 内航海運実務
8. 海事英語
9. 実習（航海実技、海上実習、総合訓練）
10. 必修科目演習
11. 操船演習
12. 航海計画演習
13. 航海技術演習
14. BRM演習
15. 航海実技演習
16. 船舶安全概論
17. ECDIS演習I

選択科目

1. ECDIS演習II
2. 海運実務英語
3. 航海特論
4. キャリアデザイン
5. 特別教育活動
6. 練習船航海実習（6か月）

このように、国立小樽海上技術短期大学校は、質の高い航海士を育成するために必要な教育環境とカリキュラムを整えています。未来の海上業界を担う人材として、学生たちはここで学び、実務経験を積むことでスキルを磨いていきます。

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