国立慶国大学校について
国立慶国大学校(グッリプキョングクだいがっこう、韓国語:국립경국대학교、
英語:Gyeongguk National University)は、
大韓民国の
慶尚北道安東市に本部を構える国立の大学です。略称は慶国大またはGKNUに呼ばれています。この大学は、
2025年に安東大学校と慶北道立大学校が統合し、新しい国立慶国大学校として運営が始まる予定です。
沿革
国立慶国大学校の歴史は
1947年にさかのぼります。この年に安東師範学校が設立され、その後数回の改編を経て、教育機関として成長してきました。以下はその主要な変遷です。
- - 1947年7月:安東師範学校が設立
- - 1962年3月:道立安東農業初級大学に改編
- - 1965年3月:安東教育大学に名称変更
- - 1978年2月:教育大学の機能を大邱教育大学に移し、安東初級大学に改編
- - 1979年1月:安東大学に改編し、3月に新たに開校
- - 1983年3月:キャンパスを現在の場所に移転
- - 1991年3月:安東大学が安東大学校に昇格
- - 2023年11月:安東大学校から国立安東大学校に改称
- - 2025年3月:慶北道立大学校と統合し、国立慶国大学校として新たなスタートを切る
学部構成
国立慶国大学校には多様な学部が存在し、学生は幅広い分野で学ぶことができます。以下が主な学部のリストです。
- - 人文芸術大学
- - 社会科学大学
- - 師範大学
- - 生命科学・健康福祉大学
- - 工科大学
- - 自由専攻学部
- - 成人学習者学部
さらに、大学院も複数のプログラムを提供しています。
- - 一般大学院
- - 専門大学院
- - 韓国文化産業専門大学院
- - 特殊大学院
- - 行政経営大学院
- - 教育大学院
国際交流
国立慶国大学校は、日本のいくつかの大学と交流協定を結んでおり、以下の大学との連携があります。
この交流により、国際的な視野を持つ学生の育成を目指しています。
卒業生
国立慶国大学校の卒業生には著名な方が多くいます。例えば、金美榮氏は国立韓国国学振興院の責任研究委員であり、同附属の「韓国儒教文化博物館」展示企画室長として活躍しています。小西明子氏は韓国語通訳・翻訳の専門家であり、安東大学校大学院民俗学科を修了しました。中村和代氏も韓国語通訳・翻訳の分野で活躍し、仁川大学校国語国文科から進学しました。
まとめ
国立慶国大学校は、その長い歴史と多様な学問分野の提供を通じて、未来のリーダーたちを育成することを目指しています。
2025年の新たな発足により、さらなる発展と挑戦が期待されています。